日本伝来の飾り縫い
最近ちょっと興味があるのは、日本伝来の飾り縫い。これもそのひとつなのですが、手縫いで簡単ににちくちく縫うだけ。円形や、三角形に布を折るだけでバラや花形が出来ます。作品展に参加予定でしたが、置くスペースがなくなってしまい、いづれまたのお楽しみです。
この布地はコットンなのでごわごわしてあまり出来栄えがよくありません。やはりシルク素材を使用するのが一番です。
ホビーの一日（趣味三昧）
この布地はコットンなのでごわごわしてあまり出来栄えがよくありません。やはりシルク素材を使用するのが一番です。
席次カード入れ
7月の暑いさなか、恒例の５０回香りを聞くお香の会がありました。今年は私の所属する会がお席持ちとなり、香炉の用意から受付の準備と自分たちで行う為、結構大変でした。毎回百人近い参加者があり、早いもの順で席を取ったり見苦しい行為とならない様、席次の抽選を受付でします。そこで、今後皆様方にずっと使用していただけるよう、日々こつこつと百枚分のカードを２セット、受付用と席においておく札をプリントペーパーを貼って日本香道協会の名入れにして１〜１００番までのカードとケースを作っておきました。
外側はゴールドとこげ茶の布クロスに、内張りはパープルと金流しの和紙で地味ながら豪華です。楕円の型抜き厚紙を利用して流線形の箱を作成しました。
カードは上段下段各１００枚、２０枚ずつが５セット並ぶようにしてきっちり作成した為、取りやすいように各段２箇所リボンで引き上げられるようなしくみになっています。
ミニ手作りうちわ
毎日暑い日が続きます。自分で撮った写真がそのまま団扇になるキットを見つけたので、さっそく梅雨の今の時期、庭に咲いているくちなしの花と紫陽花を撮影して作ってみました。ごらんのように普通の団扇と比べるとミニミニサイズ。切手を貼ってはがき代わりに送れる大きさ。キットには実際にはがきとして送っても大丈夫と書かれていました。
季節の庭花撮影が大好きだった母は、一年以上の入院生活ですっかり歩けなくなり、今は老人ホーム生活。早速実用性もかねてプレゼントしましたが、小さすぎてやはり実用向きではなかったようです。
表と裏それぞれに好きな写真を印刷できるので、大きめサイズなら差し上げても喜ばれそうです。
杏の花とウグイス
沈丁花の香りが風に漂い、春を感じていたばかりですが、庭の杏の花がさくらより一足先に咲き始め春爛漫です。
今年は突然寒くなったりと、いつも梅の花が咲く頃にやって来るウグイスがようやく今朝、やって来てさえずりを聞かせてくれました。今年は杏の花とウグイスのコンビニなってしまいました。
しばらく、超多忙にてブログ掲載を怠ってしまいました。その上、自転車と共に大転倒し、一時は動くこともできず・・・。
また、ショップを10日ほどお休みいたしますが、ブログもショップ明けと共に再開いたしますので、その頃、またご訪問いただければヨーロッパ情報満載にてお目にかけられると思います。
初釜
新年をお祝いする初釜に行ってまいりました。
マエストロコースを始めてから、日程が合わないのと、足を痛めてしまったためここ2年ほどお茶のお稽古はお休みしています。が、毎年初釜だけは出席して皆様とお顔合わせ。
一月は何かと新年会が多く、体重も一気に増えてしまいそうです。
先生のお手前で金箔と銀箔の器でまずはお濃茶から。このお茶碗を拝見するのもいつもお正月のときで、新年の神々しさを感じます。
12月のお香会
例年12月に行われるお香会は京都のご宗家菩提寺にて行われます。いつもこの時期は多忙のため失礼をしていたのですが、本年は関西に出かける用事があったので始めて出席いたしました。天皇家にもゆかりのある寺院で、先月も天皇、皇后両陛下がお見えになっているとのこと。そして寺院内のお供物はすべて宮内庁からのものだそうです。
このことは帰りに乗ったタクシーの運転手さんから教えていただき、何も知らなかったので、ただただびっくりしてしまいました。
香会の合間にお茶席をもうけてくださり、一服頂戴しました。この茶室は1600年代に京都御所より移築されたもので、天袋の蒔絵は狩野永徳筆のもの。そしてこのお部屋自体は、徳川将軍秀忠の時代の天皇、後水尾天皇の第五皇女の化粧の間として使用されていたものだったそうです。
残念ながら、一般公開はされていません。
茶室からは、まだお庭の紅葉が楽しめ、とてもまろやかでおいしいお茶をいただきながら京都の雅な世界しばしひたり・・・。
会の終了後、お土産にいただいた打ち菓子は、源氏香の型を抜いたもので、何帖かご用意されたうちの源氏物語の好きな巻を選べるとのこと、思わず桐壺の巻を頂戴し、打ち菓子とはいえ、美しさにうっとりでした。
秋のお香会
秋のお香会がありました。この会は特別に全くの初心者の方も参加できるのでお茶の先生をしている友人を誘ってみました。
足が悪かったため2年ほど不参加でしたが、会のお当番でお茶だし係だったので参加必至。
毎年先生の特別なお計らいで一般公開されていない、目白の蕉雨園で開催されます。明治初期に建築された貴族院議員の別邸が建築当初のまま保存され、中に入ると柱の一つ一つ、襖絵、天井とすべてが荘厳なつくり。
会があるときはとても忙しく、写真撮影する暇などないのですが、始まる前にワンカット。
お香会は一般公開されない寺社のお部屋で行うことも多く、日本建築の素晴らしさにじかに接することが出来るのでうれしい限りです。
皆様にお食事をしていただく台所に近い簡素なお部屋なのですが、隅のほうにはこんなに美しい蒔絵の天袋が。
夏の終わり、着物のお手入れ
夏も終わり、盛夏のお香のおけいこに着た日本橋笠仙（ちくせん）の絹紅梅の浴衣を自宅で手洗いしてみました。絹紅梅という生地はよこ糸に縮まない絹糸を使いたて糸には、綿糸を使用していて、その肌触りが麻のように爽快でありながらしなやか。家にあるドラム式の洗濯機は、お水の温度を30℃〜90℃まで調整できるので、ウール洗いの30℃で試してみました。縮むこともなく、大成功。少し干して半乾きのうちにアイロンをかければOKとお手入れ方法を聞いていたので、数時間のうちに仕上がり、あとは箪笥にしまうだけ。着物につき物のお手入れ代が大いに節約できて、おまけに着心地のよい絹紅梅にすっかりはまっています。
浴衣といっても街着として着るので、涼しげに装える麻のひとえの帯をコーディネート。京都の杵やさんの帯止め用の細幅帯締めの赤い縁どりをアクセントに。
絹紅梅は向こう側が透けて見え、麻の襦袢を着ると、全体的に白っぽく見えて見た目も涼しげです。
夏のお香
お香の聞き方にはいろいろありますが、室町時代からもっぱら貴族たちの
間で好まれたお香の楽しみ方があります。
十種類のお香を聞き分ける方法で、ひたすら、香りの違いを聞き分けます。
お道具も、いつもより少なめです。
普段の組香ではあまり使用する機会が少ない香札を使用してお答えを一回ごとに札筒に入れていきます。
手記録紙にお答えを書く時は、書き直しができるのですが、お札では修正がきかないので大変です。
一人一人が入れた10枚のお答えのお札を順に並べて、お答えを記録していきます。
お初会
唯一の楽しみはお香を聞くこと。今年のお初会を撮影させていただきました。2006年から日本文化の海外交流のために、ローマの日本文化会館でお香のデモンストレーションを企画、コーディネートし現地の方々に体験をしていただいています。
そのプログラムを作成するために、特別に許可をいただきました。今年は3月に行いましたが、立ち見が出るほどの大盛況で、広い会場が埋め尽くされてしまいました。
ローマ文化会館は、麻生現首相のおじいさまであられる、吉田茂元首相が創設に尽力された、日本庭園のある素敵な建物です。高級住宅街の一角にある閑静な場所で、すこしはなれた裏手には、イタリーの俳優やモデル御用達のカフェやトラットリア、レストランが立ち並ぶ通りがあります。
