イタリアンな生活
2012.04.07 Saturday
このところ、毎日雨が降るフィレンツェで、急に気温も低くなりコートが必要になってきました。つい3日前まで暑くて半袖だったのに・・・。
今度の月曜日は復活祭のお休みですが、カフェやお菓子やさんではたまごの形をしたチョコレートが並んでいます。ひよこなどもたまご関連でモチーフとなっています。
このカフェはリボワールといって（フランス語読みですね）シニョリア広場にある古いカフェなのですが、ここで販売しているチョコレートは昔から美味しくて有名です。とくにオレンジの皮にチョコレートをかけたものが有名です。
最近は日本でも見かけますが、実はここがオリジナル。
お話変わって、日本では既に知名度のあるブランドgenten ゲンテンがここフィレンツェでショップオープンしようとしています。ここがその建物で由緒ある歴史的建造物でもあり、店内には天井から柱にいたるまで14世紀のフレスコ画が描かれていてとても美しい！
上の写真はゲンテンの社長のコレクションの江戸時代の煙草入れなど革小物で、店内中央に飾られています。
木曜日に日本の大使やフィレンツェ市長・イタリーの観光大臣などをお招きしてお披露目をしたばかりです。大変な人数のイタリー人と日本人がミラノやローマからわざわざいらして店内は身動きできない状態でした。
フィレンツェの市長はまだ36歳の若さで、斬新な行政手腕を発揮して今フィレンツェ市民に大人気。市長のことをイタリー語ではシンダコと呼ぶのですが、このゲンテンのお披露目でもシンダコ！シンダコ！と大騒ぎになり、イタリー人はシンダコの写真をとりまくる事態に。
2012.04.04 Wednesday
先にお話した現在のレジデンス住まい。室内はゆったりと広く、市内中心部と違い静かなのがなによりです。おまけに一泊70€でこの広さ。ミラノやパリでは全く考えられないほどお安い価格です。
ちょっと朝の買い物に出かけている間、すっかりお部屋が綺麗になっていました。
パリでも帰国する一週間前はレジデンス住まいをしていましたが、かなり有名なレジデンスでしたが、キッチンなども料理が出来ないようなミニキッチンで
掃除は一週間に一度で、部屋もこの2分の一ぐらいでかなり高価でした。
毎日お掃除に来てくれて、ベッドルームもベッドメイキングしてくれたばかり。キッチンのふきんも毎日交換、バスルームもぴかぴかにして、タオルも日々交換。
キッチンにはまだ新しいぴかぴかのステンレスのお鍋やフライパンが揃っていて料理もちょっとやる気満々です。
フィレンツェ・カルトナージュ集中レッスン講座など企画したら皆様に絶対お勧めの宿泊施設となりそうです。
2012.04.03 Tuesday
兎も角観光客でごったがえす、ヴェッキオ宮前のシニョーリア広場。来週の月曜日は復活祭(イタリア語ではパスクア/フランス語ではパックと呼びます。）なので今週から来週の月曜日までは学校がお休みとあって、多くのフランス人の子供たちの修学旅行に出会いました。
フィレンツェからのブログ写品掲載をしようと、張り切って準備し、渡航したのですが、まだまだネット回線状況が遅れているこのイタリア(フランスのがずっと進んでいます）でPC設定にてこずっています。
住居探しが終了するまでは当分レジデンス暮らしですが、広くて安くて、ゆっくり出来ます。
市内中心からはミニバスで5分ぐらいのポルタ・アル・プラトー(下の写真）そばのレジデンスで、近くのトラットリアはピッツァも大きなボール入りサラダもなんでも5ユーロなので、安くて助かります。
2012.03.30 Friday
フィレンツェに出かける前にパーティー用着物を準備。長らく着物コーディネートをしてくださる方がいて、いつも相談にのってくれます。
電話で話しただけだったので、全体のコーディネートがどうなるか不安でしたが、こんな感じでよいのかな、と。思ったよりずっと素敵な色の組み合わせになりました。
写真は上から鶴の刺繍の着物・その下に帯揚げ→帯→帯締めという順で並べていろあわせをしてみました。至福のひと時なのです。
カルトナージュで色あわせをするのが楽しいのと全く一緒ですね。
日本の大使もお越しになる会だそうで、帯は格式の高いものに、ということで能装束に使われる
唐織の帯で山口織物のもの。お香で使われる源氏香の柄が織られています。
彼女のコーディネートのモットーは品の良い着こなし。父が生きていたころはすべて父にお任せで、彼のコーディネートもいつも品良く、でした。
おしゃれ着と違い、格式高く着物を着るときは、帯揚げと着物の色を同系色にします。そして金糸が入った帯〆をあわせると豪華になります。
2012.03.19 Monday
久々に家族全員が揃い、そのうちの一人が誕生日だったので、今ちょっと話題の銀座三越の11階にあるイタリア料理
トラットリア ガルガに行ってきました。
下のような内装で、フィレンツェ料理のトラットリアということで、なんとなくアルノ川らしき風景、なんだかイタリアにいる気分にさせてくれます。
食事も夜なのにコースで3800円とお値ごろ。昼間はわかりませんが、夜は2〜3日前でもう予約が一杯の状況で、結構大変な思いをしました。
デザートのコーヒーに、ここではカフェマッキャートが頼めるのでちょっとほっとします。カフェマッキャートとはパリでいう、カフェノワゼットと同様で、エスプレッソに暖かいミルクが入ったカプチーノのミニサイズです。
日本ではカプチーノを皆様よくオーダーしますが、これはフランスのカフェオーレと一緒で、朝食のときにいただくものです。
イタリー人はほとんど朝食をとらないので、朝近くのバールに行くと仕事前にカプチーノや甘いパン（ブリオッシュ）を食べる人で大混雑です。
イタリア料理に精通している方が行っても価格とその量も十分満足できるレストランでした。
2012.03.04 Sunday
一昨年ヨーロッパでの25年に及ぶ生活が終了して、大引越しをしてきたばかりというのに、一年足らずでまた今度はイタリーのフィレンツェに住むことになりました。
そこで、いい加減なイタリー語に少し磨きをかけようと最近イタリーの歴史を学び始めています。イタリー語で作成された外国人向けのテキストを使い、まだ30代はじめのイタリー人講師が、イタリー語で解説しながら、内容について生徒がイタリー語で話し合うスタイルで授業が進みます。
この教科書はローマ以前のイタリーの民族の歴史、つまり紀元前から話が始まり、とはいえ、現在にも残るイタリー人のキャラクターの原点を垣間見ることができて興味深いのです。
高校時代の世界史の教科書、あの山川書店の教科書にも掲載されないような民族やギリシャの影響秘話など満載で、なかなか楽しい授業です。
授業は学習院生涯学習センターで行われています。
2012.03.01 Thursday
今日から西武池袋本店 サンイデーでの2周年記念特別レッスンでの受講募集が始まりました。
ご希望の方は是非ともお好みのカラーセットをお知らせください。
下の左からチャ・クロ・アオのいづれかです。
申し込みは手芸用品売場直通
03-5949-2607 まで。
ともても風邪が流行っているのですが、今一番多いのがノロウイルスによる吐き気や下痢の症状なのだそうです。
イタリーでおなかが痛くなるとすぐ勧められるのが、下のカモミッラティーです。フランスでもスーパーで手に入りますが、イタリーのこのブランド(ボノメッリ）はティーバッグの中にカモミッラの花がぎっしり詰まっていて、この大盤振る舞いぶり、他のメーカーでは絶対に見かけないのでお勧めです。
ミラノの行きつけの美容院で急におなかが痛くなったとき、お店の人が、ちかくのBARにカモミッラティーをオーダーしてサービスしてくれたのが知るきっかけ。そしてたっぷりのレモン汁を絞っていただくのがイタリー風なのです。
いただいたあと、すぐに腹痛もやみ、今では家庭常備薬として家に必ず置いています。
2012.02.24 Friday
以前に作り方を公開している我が家の簡単ピザですが、メニューに困った昨日またまたピザ。
ネットを見たカルトナージュの生徒さんが先生のお料理を教えて欲しい、と仰ってくださり、うれしい限りです。暖かくなったら自宅で・・と思っています。
カルトナージュを教える前は自分のリハビリのために友人たちに頼まれ、自宅でフランス家庭料理とイタリーの料理教室をしていました。そのときお料理の生徒さんに差し上げるレシピをはさんでおくクリップボードを作成してお渡ししたことから、今度はカルトナージュ教室へと変わっていき、更に商品輸入や販売へと今のカルタフィオッコ立ち上げに至ります。
今すっかり皆様にいきわたっているクリップボードの原点はココでした。
その頃カルトナージュに金具を使用する発想はあまりなかった時代でもありました。
私が作るお料理は簡単ですばやく出来る、フランスやイタリーのママンやマンマに教わったもの。けれどもおいしく仕上げるには素材がとても大事なので、食材にかなりこだわっています。
ピザソースに使うトマトの缶詰も一缶100円以下の輸入トマトは水っぽくてロスが多く、お勧めは写真のものです。そして使うチーズも、
このよつばのシュレッドチーズだととても美味しくしあがります。生協の
パルシステムで販売されています。
イタリーの輸入品でもこのオーガニック表示のSPIGADOROスピガドーロというイタリーではとても大衆的なメーカーのものはちょっと驚きでした。とても味が濃いのです。
スピガドーロの意味は金の小麦で、実は
パスタの会社でもあります。
そして使用するオイルは有機栽培のもの。最近ダノンのヨーグルトでBIOビオと謳っていますが、イタリーでもフランスでもビオBIO＝有機栽培で、この写真のように大きく｛AB｝マークがついているのがその目印の表示です。
ダノンのEX社長婦人はギリシャ人で、今も大の仲良し。パリに行くとAVENUE FOCHのお宅に押しかけておしゃべりしてきます。彼女と2人だけのときは何故かイタリー語での会話で、そこにアメリカ人の友人が加わると皆フランス語が出来るのに何故か英語での会話になってしまうという不思議。EX夫のダノン社長はオランダ人で、結局共通言語は英語なのかも。
ヨーロッパにいるときはAB食品愛好家で、日本では
生活クラブや生協で食の安全を確保しています。
そして上の写真右はお塩。南フランスの湿地帯、カマルグで取れるお塩をトマトソースにちょっと入れて味をなじませます。グルメな方たちにお土産で差し上げるとその味に、いつもとても喜ばれます。
2011.12.02 Friday
今日は一番寒さの厳しくなった日とか。
こんな時の食事は昼も夜も温かいスープが一番。いつもながら我が家ではお豆を入れたり、またトマト味にするときはドライトマトとコンソメのブイヨンでさっぱり目の味に仕上げます。
そして、さらに我が家で絶対に欠かすことができないのが、パルメザンチーズ（パルミッジァーノ）。これを最後にスープに入れると、チーズの塩分と香りで、香辛料なしでも十分OKです。パルミッジァーノで良質で脂質のないカルシウムがたっぷり取れます。
いつもイタリーのメルカート（仏語ではマルシェ）でフレッシュなものを購入してきますが、常駐のメルカートでは” ソットブオト sotto buoto にして！ ”というと、このように真空パックにしてくれるので、日本への持ち帰りにはとっても助かります。チーズだけでなく生ハムなどもたくさん薄切りにしてもらって、真空パックで持ち帰ることもしばしば。
もちろんミラノの高級惣菜店、ペックPeckでも購入時お願いすればやってくれます。
2011.11.25 Friday
現在は独立して個人のデザイナーブランドを立ち上げているTom Ford トム フォードですが、最近ようやくトム・フォードブランドがヨーロッパでも目に付くようになりました。グッチのデザイナーとして今まで君臨してきましたが、今にも傾きかけていた当時のあのグッチを救ったデザイナー、というより男としてファッション界ではその名をとどろかせています。
なかなかお目にかかれなかったTom Ford ブランドですが、自分用に探していたメガネのフレームでゲット。
こげ茶とパープルの組み合わせがメガネフレームでは珍しく、一目で気に入りイタリアで購入。しかし驚いたことに、その後パリに向かったところ、全く同じものが１００ユーロも高い価格で販売されていて、ユーロで国境がなくなったかのようなイメージはまさにまぼろしでした。
