ホビーの一日（趣味三昧）
2014.12.09 Tuesday
先週末は京都で例年行われるお香会に5年ぶりに参加。紅葉狩りも兼ねて秀吉の花見で有名な醍醐寺に行ってみましたが、数日前に強風が吹き荒れたとかで、すっかり紅葉は散って秀吉ができなった紅葉狩り体験は残念ながらまたいつか。
そして嵯峨野小倉山にある二尊院で、お香会。この日は午後から雪もちらつく寒さ。お部屋も昔のままなので、どこからともなく隙間風がヒューヒューと。
お席は3席ありましたが、そのうちの一つはいつも鑑賞香といって、香道の祖でもある三條西家に伝わる名香を聞かせていただけます。
今回は盆点前で。
2014.11.03 Monday
久しぶりに日本橋をぶらり。
休みといえども、コレド３までできた今、人の往来がとても多くにぎやかです。そして水上バスも行列ができるほど人気で、日本橋はすっかり変わっています。
きもの博というイベントがあったので日本橋を渡ってＹＵＩＴＯまで。京都で一番古い御料織司の番頭さんにつかまってしまい、話を聞くことに。
４００年以上朝廷の衣裳を織り上げてきた織商で現在は帯やさん。十二単などの布地を折る技術を生かした織の話をたっぷり聞かされ、すっかり勉強になりました。
飾ってあった日本橋高島屋８０周年記念襖絵で、絵師の木村秀輝氏作。迫力あります。
その後YUITO１階のフランス料理レストラン シェ・イノへ。天井が高く開放感があるクラシックなレストランで、カジュアルではないのでドレスコードありです。
オードブルはサーモンフィレのスモークといくら添え、そしてメインは牛のほほ肉のトリュフ添えワイン煮。と、ここまでは順調に写真撮り、その後はいつも通り食事に夢中になり、写真忘れました。
今時珍しい、オリーブオイルを使わない、正統派のクラシックフレンチ料理でした。
2014.09.20 Saturday
最近かつての仕事の仲間たちは、皆絵を描くことを趣味としてグループ展を開催。
仕事柄美大出身者がとても多く、初心にかえっているのかも・・・。
表参道でグループ展をしていたファッションコーディネーター時代の友人は、書や南画を得意としていて、人物を描くのがとても上手。南画は中国の南の地方で発達したもだそうですが、墨をベースにした筆遣いで表情豊かに描く彼女の作品に皆賞賛でした。
2014.08.02 Saturday
今年の国民文化祭は現在秋田県で行われています。
毎年お香でもこの文化祭に参加。私個人はいつも仕事と重なり参加できなかったのですが、今年は何とか参加したいと願っています。
11月2日・3日と行われるお香の会は国の重要文化財として保存されている能代市にある嘗ての料亭 「金勇」で行われます。下の写真が入口です。
能代市で管理しているので、無料で見学ができます。
秋田杉がふんだんに使われた天井がすばらしく、木材の町として栄えた能代市を代表する建物です。
下一番大きい2階の広間。ここで香会が開催されます。
手間写真が写っていないところには舞台があります。
いくつかお部屋がありますが、この部屋の欄間の柄と同じ柄のお猪口と杯でこの部屋ではお酒を頂いたわけなのでしょう。凝ってますね。
お香会は広く皆様に知っていただくための会なので、ぜひ近隣皆様のご参加、どなたでもいらしていただけるのでトライなさってください。
2014.06.25 Wednesday
今日は朝9時から浜離宮で江戸唐紙のワークショップ。始まる前に、完全復元された徳川家斉が作らせた将軍用のお茶屋のお部屋の中にある復元された江戸唐紙の壁をいざ見学。
手前の方が本日指導してくださった、江戸時代から続く江戸唐紙師の先生。
復元された下の写真の唐紙の壁のキラキラ光る松の枝柄の版木は天保年間に作られた現存する版木（はんぎ）を何度もつなげて摺られたもの。気の遠くなる作業です。
このお茶屋から眺める海水を利用した庭園。魚がたくさん入ってくるのでウナギやハゼ、ボラなどが生息し、水面が魚たちの動きに合わせてキラキラと動きます。
自分の家の庭で〜す、と言ってみたい・・・。
この文化財に使用した貴重な版木を私たちも使わせていただき、江戸唐紙の手摺版をトライしました。
バレンなどは使わずに、そっと軽く手でこすっていくのが唐紙の手摺。
強くこすると細い線も太くなって繊細さがなくなるため、赤ちゃんの頭をなでるようにやさしく触る程度だそうです。下が今日の私の作品。キラキラ光るのは雲母が入った顔料を使用しているからです。昔は夜になると暗く、少しの光でも雲母が入っているとキラキラと輝き、日中は光の加減で柄が浮き出てみえたり、見る方向により色合いに変化が生じるとかで、雲母が好まれたそうです。
江戸唐紙は仏具などの多い稲荷町にショウルームがあるのでぜひ皆様も一度見学に行かれるとよいかもしれません。
江戸唐紙
東京松屋
2014.06.19 Thursday
最近歌舞伎のチケット予約を怠り気味。一幕でも見られる4階席は始まる1時間前ぐらいに行けば見られると聞いていたので、初めてトライしてみました。何と1800円。普段の十分の一の価格！
6月の夜の部最終の幕 名月八幡祭を観劇。吉右衛門の軽妙な演技が愉快でした。
4階席は2列しかなく、かなり急勾配なので前にいる方の頭が邪魔になるということはありませんが、さすがにオペラグラスがないと舞台の役者は小さくて見えません。
上から見ると全体感が見えて、大勢の役者達が一堂に集った時の絶妙で無駄のない動きに感激しました。
2014.06.15 Sunday
昨日に続き今日も早朝から庭園散歩。一度も足を運んだことがなかった浜離宮を散策。残念なことにまわりをぐるりとビルに囲まれ、六義園とは大違い。どこを撮影してもビルが写ってしまうという、景観最悪の庭園。浅草行の船が出ているので、一巡した後大川めぐりに変更していざ浅草へ。
右手に浜離宮を見て潮のかおりを満喫しながらいざ出発。
浜離宮の庭園内はどこを撮ってもビルばかり。右の写真は唯一現存する江戸当時からの300年の松、しかし景観が悪いので重厚さがなく残念。
レインボーブリッジの眺めで、何とか心が救われました。
2014.06.14 Saturday
先月訪れた文京区の六義園で、挿し木のワークショップが開催され参加してきました。
なによりも、この柳沢吉保の大名屋敷に300年前に植栽された古木のつつじを頂戴できることが楽しみの一つでした。
つつじの歴史を学んで、その後庭園に向かい、どのつつじを挿し木するか植栽されている場所をご案内してくださいました。
そして、研修室に戻って、一人ひとり、自分の手でプランターに2種類の鹿沼土をいれるところからはじめます。
今日は珍しいつつじを3種類も挿し木するので、割箸で区別をつけるため仕切りをして、楊枝で穴をあけて、そこに楔形に先端をカッターでカットした枝を挿していきます。
こんな感じに各種類6本ずつ。
一番右の枝は古木中の古木「本霧島」という赤い花をつけるつつじで、元禄年間には江戸中で一世を風靡した赤い花だったそうです。
鹿児島県の霧島から5本だけ苗が運ばれ、そのうちの一つは京都の宮中に、そして残りは江戸の徳川幕府に。
更にそのうちの3本が幕府から下の古地図の駒込にあった東京ドームと同じ大きさの植木屋 伊藤伊兵衛の霧島屋に下賜され、地図の中中央に３本大きな木の絵があるのがわかりますが、ここに植えられ、柵で囲われて人が容易に入れないような状況の中で育てられました。
六義園にあるこの本霧島もこの植木屋から苗をわけてもらっているという古木なのです。
この地図をきちんと読むと、各ブースごとに庭園がこしらえてありテーマを持ったギャラリーとなっていることがわかります。
すでに江戸時代に日本ではイギリスのガーデンフェアーのようなイベントでなくテーマパーク風のガーデニングセンターがあったということで、世界でも類を見ない存在だったそうです。
聞いてびっくりの楽しいワークショップでした。
2014.05.09 Friday
連休中に行われたお香のおけいこ。終了後に先生のお誘いでお堀の前に構える東京会館のフランス料理レストランプルニエにてフルコースのお食事会。窓の外のお堀と緑が目にまぶしかったです。
おけこの度に東海道新幹線や東北新幹線にのってお越しになる方々が多く、いつも頭が下がります。一年に一回はこうしたお食事会で優雅に過ごせることも皆様のお楽しみの一つかも。
いつもお食事写真を撮るよりお口の中に入れる方に忙しい私ですが、先立てのディプロマお食事会を思い出しながら、頑張ってお料理のお写真を撮影いたしました。
大倉陶器の美しい手書き装飾のプレートでお食事も益々豪華に映えます。カニ肉の桜味のジュレ、さすがに本格フランス料理です。
お魚はオマールエビをセレクト、お肉はフィレ肉のトルフュとフォアグラ添え
そしてデザート。
フランスと違って量もとてもお上品に少な目、おかげでフルコース余裕でいただけました。
フランスでのフルコースは一皿一皿の量が多いので、必ず残して食べないとデザートの時にはもうおなか一杯。いつもコーヒーの一滴すら入らない満腹状態だったことを思い出します。
ちょっと足りないくらいが健康には良いですね。
2014.03.25 Tuesday
今月も歌舞伎鑑賞に出かけました。
玉三郎の出演があり、もう、うっとりでした。河竹黙阿弥の加賀鳶はなかなか粋な作品で、直系の奥様がお香のお教室でご一緒なのですが、彼女もまた話がとても粋で、面白い方なのですっかり頷いてしまいました。
今回は5種類の緞帳の紹介が幕間にありました。カメラを探しているしているうちに、終了してしまい、元に戻った最初のこの富士の緞帳しか写せなかったのが残念です。
