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手前の方が本日指導してくださった、江戸時代から続く江戸唐紙師の先生。
復元された下の写真の唐紙の壁のキラキラ光る松の枝柄の版木は天保年間に作られた現存する版木(はんぎ)を何度もつなげて摺られたもの。気の遠くなる作業です。
このお茶屋から眺める海水を利用した庭園。魚がたくさん入ってくるのでウナギやハゼ、ボラなどが生息し、水面が魚たちの動きに合わせてキラキラと動きます。
自分の家の庭で〜す、と言ってみたい・・・。
この文化財に使用した貴重な版木を私たちも使わせていただき、江戸唐紙の手摺版をトライしました。
バレンなどは使わずに、そっと軽く手でこすっていくのが唐紙の手摺。
強くこすると細い線も太くなって繊細さがなくなるため、赤ちゃんの頭をなでるようにやさしく触る程度だそうです。下が今日の私の作品。キラキラ光るのは雲母が入った顔料を使用しているからです。昔は夜になると暗く、少しの光でも雲母が入っているとキラキラと輝き、日中は光の加減で柄が浮き出てみえたり、見る方向により色合いに変化が生じるとかで、雲母が好まれたそうです。
江戸唐紙は仏具などの多い稲荷町にショウルームがあるのでぜひ皆様も一度見学に行かれるとよいかもしれません。
江戸唐紙 東京松屋
江戸唐紙のワークショップと文化財見学
今日は朝9時から浜離宮で江戸唐紙のワークショップ。始まる前に、完全復元された徳川家斉が作らせた将軍用のお茶屋のお部屋の中にある復元された江戸唐紙の壁をいざ見学。手前の方が本日指導してくださった、江戸時代から続く江戸唐紙師の先生。
復元された下の写真の唐紙の壁のキラキラ光る松の枝柄の版木は天保年間に作られた現存する版木(はんぎ)を何度もつなげて摺られたもの。気の遠くなる作業です。
このお茶屋から眺める海水を利用した庭園。魚がたくさん入ってくるのでウナギやハゼ、ボラなどが生息し、水面が魚たちの動きに合わせてキラキラと動きます。
自分の家の庭で〜す、と言ってみたい・・・。
この文化財に使用した貴重な版木を私たちも使わせていただき、江戸唐紙の手摺版をトライしました。
バレンなどは使わずに、そっと軽く手でこすっていくのが唐紙の手摺。
強くこすると細い線も太くなって繊細さがなくなるため、赤ちゃんの頭をなでるようにやさしく触る程度だそうです。下が今日の私の作品。キラキラ光るのは雲母が入った顔料を使用しているからです。昔は夜になると暗く、少しの光でも雲母が入っているとキラキラと輝き、日中は光の加減で柄が浮き出てみえたり、見る方向により色合いに変化が生じるとかで、雲母が好まれたそうです。
江戸唐紙は仏具などの多い稲荷町にショウルームがあるのでぜひ皆様も一度見学に行かれるとよいかもしれません。
江戸唐紙 東京松屋