梅の季節
久しく蕾だけでいつ開花するのか待ち遠しかった梅の花が一気に開花しはじめました。本日はお正月以来、初めて朝から家でのんびり過ごすことができ、庭に植えてある他の植物の開花状況もチェックできて春の訪れの楽しみも増えました。紅梅はとても古木で木のお医者さまにもかかったぐらい。お花がつくか心配でしたが、今年は意外と元気そう。
白梅は昨年剪定しなかったので、枝ぶりが複雑に絡み合い大変な事に。お花も妙に小さく、手入れの反省しきり。
ホビーの一日（趣味三昧）
紅梅はとても古木で木のお医者さまにもかかったぐらい。お花がつくか心配でしたが、今年は意外と元気そう。
白梅は昨年剪定しなかったので、枝ぶりが複雑に絡み合い大変な事に。お花も妙に小さく、手入れの反省しきり。
名筆、書の歴史
現在上野国立博物館の平成館で開催されている唐代の書家 顔真卿(がんしんけい)の書の展示、台北の故宮博物院門外不出の作品展示を見にくことに。今習っている書道の技法が、顔真卿の書法でもあるからです。
唐代からの書の変遷、王羲之から顔真卿へとつながる書の勉強になります。
昨年大覚寺で、60年に一度の嵯峨天皇直筆の般若心経のご開帳があり運良く見学できました。
平安時代始めの時代の嵯峨天皇と空海もこの唐代の王羲之の書法を学んでいたそうです。
上の空海の自筆も下の唐代の書と比較すると、よく似ていることが分かります。
香道をお習いしているお仲間との交流には、季節のお手紙を頂いたり、お礼状もかならず季節を感じる絵柄入りのハガキや便箋を使用して出したり、とメール尽くしの昨今に相反して、字を手書きして逆に季節感を楽しんでいます。
オーダーのお香道具入れ
一月早々にオーダーを頂戴していた香道具のオーダー品。平常一か月少々お待ちいただいているのですが、今回は何とか少し早く出来上がるかと読んでいたのですが、矢張り、他のオーダー品もあり、平常のショップの雑務、おまけに明日より旧正月福袋のイベントまで組んでしまい、数日前にようやくこのお品も完成しました。
ギフト用のラッピングをご希望にてやっとセットアップできました。
長らく本当にお待たせいたしました。
二段式になっていて、この風神柄を持ち上げると、下にもお道具が入ります。
出来上がった製品は簡易ボックスに入れて、この後ラッピングさせていただきます。
もう一つのオーダー品は聞香炉を入れるケース。
蓋の上の柄は源氏香というお香ならではの柄で、江戸時代から伝わる和紙で制作し、表面に樹脂加工をして和紙が傷つかないようにしています。ちょっと漆加工したようにいい感じで光沢があります。
上記の火道具入れもそうですが、当店オリジナルで箱の中に灰入りの聞香炉を入れた際、箱の中で香炉が動いて、灰がこぼれないように比翼が沢山あります。内側は金和紙を使用し外側はイタリー製の布クロスで仕上げています。
渋谷西武で開催中の吊るし雛作家展
先週の渋谷西武でのレッスンの際開催されていたウイークリーショップの吊るし雛展で小指の大きさよりも小さいお人形を購入しました。多忙にてネット掲載が遅くなりましたが、ともかく可愛い着物の古布を利用した愛媛県の作家さんの作品です。丹念に一つ一つ手縫いで仕上げてありお見事です。
ウイークリーショップなので先週から始まり明日火曜日の4:00か5:00ごろ迄の展示販売。
お近くにお越しの方は是非いらして下さい。
お話を伺ったら、私と同様に池袋西武でまず立ち上がったサンイデーコーナーを企画した当時のベテランバイヤーからのお声がけでずっと西武サンイデーでの展示販売をされているとのこと。
既に定年退職された当時の敏腕バイヤーのお話で盛り上がりました。
このちっちゃなミニドールは2点で1600円。ウサギが様々な衣装を身につけ上から下まで徐々に小さくなる吊るし雛でも6000円ぐらいから、とお値段も良心的です。
池袋西武では毎年作品展も兼ねて私もかつてはウイークリーショップを開催していましたが、ここ数年は体調を崩すことが多くなりすっかり遠ざかっていました。今回のこの愛媛の作家さんはおばあさまで私よりもずっと先輩。見習わないといけませんね。
シュトーレン
イギリスのクリスマスに続き、神戸に住む友人からプレゼントされたドイツのクリスマス菓子、シュトーレン。神戸だけの販売という、フロインドリーブのシュトーレン、本当に最高に美味しいです。
そしてアメリカフロリダに住んでいるイギリス在住時親しくしていたアメリカ人の友人からフロインドリーブの話をしたところ、戦後まもなくから神戸に住んで女学校迄日本にいた彼女は、ここのパンを毎日食べて育ったとかで、懐かしさでいっぱい、とのこと。神戸の歴史がうかがわれます。
ドイツのことは全く知識がありませんが、イタリーでは地方によってクリスマスにいただくお菓子もお料理も全く違うので、何処の地方が発祥なのか色々調べて見たくなります。
薄く切っていただくのですが、なめらかでまるでケーキのような舌ざわりなのでびっくりしました。
一月末迄少しずつ時間をかけていただくのがマナーのようです。
クリスマス ティーパーティー
ご招待を受けて日本紅茶協会認定ティーインストラクターの先生の御宅でハイティークリスマスパーティーの体験。お庭から至る所クリスマスの飾りで、一歩お宅に上がると写真の通り、15人分のテーブルセッティングのしつらえ。
家具はイギリスから全て輸入されたとか。可愛いクリスマスオーナメントがあちらこちら。
ヨーロッパ各国、宗教が少し違えばクリスマスのお食事メニューも飾り付けも違います。今回はイギリスのティーパーティー。
本日のメインメニューはお皿の左上からハムと玉ねぎのフラン、ソーダブレッド、ミートロース、右上の星型のガラスの器にはキューカンバーのサラダ。お食事もお菓子も全て先生のお手製です。
そしてデザートのケーキは手前のクリスマスプディングと奥の白いケーキはヘンリー王子の結婚式のウエディングケーキの再現、レモン＆エルダーフラワーセレブレーションケーキ。
クリスマスプディングはブランデーをたっぷりかけて火をつけフランペし、青い炎に包まれます。
クリスマスティーはフォートナムメイソンのもので、オレンジのスライスにクローブを刺したものを紅茶に浮かべていただきます。香り豊かなクリスマスティーを堪能致しました。
お部屋のしつらえからおもてなし、とすべてお勉強になりました。初めてお目にかかった方々とも会話が弾み、人をお招きする際の心得、居心地の良さの演出、もう一度参加したくなるような穏やかな雰囲気作り何もかも新鮮でした。ヨーロッパでの海外の友人たちとのパーティーとはまた違った、日本人らしい細やかさに感動です。
晩秋の京都
冬の気配が程遠い京都はまだ暖かくてコートも必要がないぐらいです。いつもひと気のない場所を探してまた本年もお香の会に出席予定で京都に参りました。
先週患ったギックリ腰の余韻があり、今回は急遽お香会参加を断念。ノンビリと学生時代の友人たちと紅葉狩りを楽しむことに。
先週BSで見た名取裕子が行く京都。その中で黄檗山萬福寺の普茶料理が紹介され、早速現地に住む友人に予約依頼し訪れ、食事と散策を楽しみました。
全くひと気がなく、外国語渦巻く観光客の波にうんざりしていた友人も大感激。
たった二人の食事ですが、お食事は全て個室。優雅なひと時を楽しみました。
お料理は直箸で皆いただくそうです。蒲鉾に見えるのは山芋で作られていたり、お肉を使わない普茶料理工夫が目を引きます。
一度伺っただけでは覚えられない脳の退化の辛さもありますが、説明を聞きながらの楽しいお食事。
鳥の唐揚げもどきに栗のイガ、豆腐や湯葉、そうめんなどが使われているそうです。
テレビでも紹介された豆腐で出来た鰻。見事です。
〆は紅葉の絨毯で。
茶道 炉開き
何年ぶりかで茶道のお稽古に。本日は炉開きと聞いていたので、これを機会にまたお稽古を始めようかと思い立ちました。
膝の半月板を痛めて以来何年も正座ができなかったのですが、昨年からお香のお席でも正座が出来るようになったのでようやくの再開。静寂の中ゆっくり楽しむことが出来ました。
最近は炭屋さんが無くなり、先生のお宅でも炭の入手が大変だそうで、始めて電熱器での炉のお点前でした。
お茶の床飾りは何かホッとします。
香道のデモンストレーション
今年は米百俵のお話で有名な新潟県長岡市にあった長岡藩がこの地で開府してから今年で400年というおめでたい年。
そこでボランティアで私もこの開府イベントのスタッフとして参加、お香のデモンストレーションを長岡市でおこなうことになりました。
出来上がったチラシを内容が分かるように半分ずつに区切って掲載します。
周辺地域にお住まいでご参加ご希望の方は是非ご参加下さい。
御家流香道の宗家がお見えで簡単なお香の楽しみ方やマナーを教えてくださり、実際の体験希望者の方を募集しています。
無料ですので、ご興味のある方、日本の香りを是非体験してみたい方のご参加をお待ちしています。
お香道具のご注文
ギフトコレクションでオーダーを受けているお香に関するオーダー品。最近ご注文が少しずつ増えています。そのため少なくとも一ヶ月はお待ちいただいていたのですが、最近は順番待ちで1ヶ月少々の時間がかかりお客様には申し訳なく思っています。下は火道具入れ。香さじや香木をつまむお箸など小さくて華奢なお道具を収納するために使用します。火道具は銀製で、柄の部分は高価なものでは象牙、一般には紫檀のもので作られています。
布製の仕分け部分は風神ですが、雷神のものもあり、オーダー時に選んで頂きます。
一番オーダーが多いのが聞香炉ケース。普通の箱の場合箱の中で香炉が動いて、香炉の灰がでてしまうこともあるので、中で絶対動かないこのケースは大変活気的と自画自賛です。
できればこの道具たちはご自分で作っていただければ、と思うこの頃。レッスンにご参加いただけるのであれば、香道具レッスンなどもして見たいと思っています。
