スカートラ ディ リーノ スキルアップレッスン

今日のアトリエカルトナージュレッスンは、スカートラ ディ リーノの考案者 O先生に来て頂き、講師のスキルアップレッスンとしてその作品を直接指導頂きました。

それぞれ好きな麻クロスとプリントペーパーを用意して出来上がりました。

麻の生成りのクロスにオレンジとベージュの革の花飾り
scatola di lino

内側は好みのプリント紙を使用しますが、樹脂加工をすれば汚れず、丈夫で拭き取り可能の仕上がりになります。
Aperture

今回のキットにはありませんが、麻の青のクロス革のクローバーはグリーンとブルーグリーンを合わせています。
Scatola  di lino blu height="640" />

内側のプリント紙はシルクスクリーン柄
aperture

口も大きく開くので、結構幅広のお道具もタップリ入り、長さのある筆ペンもOK。
Lunghezza d’interno

お花をつけるのになかなか時間を要しましたが、できてみるとやっぱりお花がついている方がかわいいですね。

スキルアップ用のファスナー仕上げの楕円携帯裁縫ブック

今週スキルアップレッスンをなさる講師の方が楕円のファスナー付き裁縫ブックをご希望されました。
以前作成したサンプルに少々不満なところがあり、内側部分を修正してみました。

楕円の裁縫ブック

手前のマリーアントワネット柄が今回修正した物です。

内側

普段使いのものを入れようとすれば縦長に仕切りをつければ良いのですが、携帯用のミニサイズの小物を入れるのであれば、横長に仕切りをつけた方が良いとちょっと納得しました。結果的にはわざわざ普段使いのものを入れる必要はなかったと。

出来上がりは簡単そうに見えますが、このレッスンでは革の手漉き練習や、ファスナー仕様の型作りなどもあるので仕上げるまでの準備がちょっと大変になります。

講師の為のスキルアップ講習

本日は講師資格のお二人がスキルアップにいらして、それぞれ昔懐かしくかと言って、コロナ対応のご時世にてレッスンを控えめに楽しんでいただきました。

本日はお二人とも革を使った作品作り。
お一人はハート型のソーイングブック、もうお一方はご自分でカードケース付きのミニ財布をゼロから革で型紙を製図して作ることに挑戦。

まずはハートのソーイングブックを作ったM.T.さん。
布地はイギリスのMACOWERのソーイング柄。ショップでも販売し始めました!
女性が入っている柄と、ソーイング道具だけの柄の二種類あります。今回は女性の入った柄を使用しました。

heart  book heart

二種類の刺繍用のハサミと楊枝や針を入れるケースを納めらることを目的として、革ひもの位置を調整。
反対側のポケットの仕切りにはハートのゴールド飾りカシメをつけてハートを強調してみました。

内側

楊枝や針入れの小さい筒はショップ内で税別300円で販売しています。ニードルケースとして販売していますが、意外と目立たない存在ですがかなり便利。おまけに丈夫で、どなたかが購入して床に落として間違えて踏んでしまったけれども変形しなかったと、一度とても感謝されたことがありましたっけ。

ハサミケース


もうお一人K.I.さんは型紙を作り、革を裁断。今回の目的は革を手漉きすることが最重要課題にて、本番の漉きに入る前に、何度も初めての革の手漉き練習。先日も少し書き記しましたが、折り込むための端の漉きは出来上がりが基本二分五厘と決まっています。

プロの漉き屋さんに依頼する際はこの数字でお願いすれば、返しかな、と判断してもらえます。

本日作品仕上がらなかったK.I.さんですが、手が痛くなるほど練習してすっかり手漉きに自信をつけられたので、作品の仕上がりを拝見するのが楽しみです。

講師スキルアップで行う革と布の裁縫ブック

来週スキルアップ講習をご希望された生徒さんのリクエストでハート型の裁縫ブックを行うことになりました。革漉きがしてある革のキットの在庫が見つかり、在庫切れしてしまったイギリス製の布もまた色違いですが最近偶然見つけて購入でき何とか以前の恰好が取れそうです。


裁縫ブック open

布地は以前のものより少し青みがかった淡い色でおとなしい感じですが、お裁縫関連イラストが豊富で見ていて楽しくなります。
一反購入したので、ショップでも販売しようと思います。

Macower

コーディネートさせる漉いた革のカラーは以下の通りです。写真下の方にどのように漉いてあるか掲載しました。革の厚みはそのままに、折り返す部分だけ漉きをしていきます。

漉き屋さんに頼んで機械漉きしたものです。これを手漉きでやるなんてとても気が遠くなります。

漉き幅は基本的には尺寸で依頼します。こんな感じで折り返ししたいと、手漉きしたものを持参すれば漉き屋さんも快く受けてくれます。

ハート 革

御朱印帳

現在の緊急事態宣言が解除されることを願って、次回の渋谷西武のサンイデーレッスン用の新しい作品を作ってみました。

輸入リバティー布地を使用した御朱印帳をまず一点。リバティーの輸入布地はよく見ると3種類も孔雀の羽の柄で、知らず知らずのうちにセレクトがかたよっている事に今頃気が付きました。

Stoffa

以前にも風神雷神柄で作りましたが、ご朱印帳も華やかな色と柄で作ると、心もウキウキしそう。お寺でウキウキしても困るんですけどネ。
使用材料  布クロスベルデアックア

Goshuin note

この和紙は奉書を使うようですが、和紙屋さんで販売している和紙キットを使用します。一枚一枚貼りあわせる作業は大変ですが、自分でお気に入りの布を使って作れる楽しみがあります。

Each page

2020 初レッスン

昨日は渋谷西武での初レッスン

ご自分が作りたい物を作るフリーレッスンを行いました。
今回のリクエストはエトロの輸入布地で作るカードケース。2時間半のワンレッスンで仕上がります。

(現在募集中のジャバラファイルのレッスンは引き続き行なっています。)

Card case

ショップでも販売している20枚対応のカードホルダーを利用して、内側にポケットを二つ作っていきます。

Open

コーナー金具は本来付いていませんが、お好みで今回は小サイズのコーナー金具をそれぞれゴールド・シルバーで付けていただきました。ウレタンボールを使用したふっくら感がリッチな仕上がりに。


Pocket

材料  布クロスオレンジ  ・  布クロスサックス  ・ 1.5mm厚紙. ・ 地券紙0.3mm厚   ウレタンボール  ・カードホルダー

渋谷西武定期レッスン

渋谷西武の定期レッスンの本日は、秋から行なっているシルクや輸入布地で作るレッスンに参加してくださっている生徒さんのリクエストで、過去に開催していた革で作る14枚入るカードケースを行いました。
タッセルも作ってカラフルなカラー選びも楽しみの一つ。

Card case in leather

革で行う場合もテクニックは布と同じでボンドを全面つけたりという作業は行いません。のりつけ部分は縁の革を漉いて本格的な仕上りに。革の厚みとしなやかさをとどめるバッグや財布作りで行う作業となります。
革は既に職人に漉いてもらってあるので、作業は意外と簡単。あっという間に完成しました。

Card case

小物ならではの穴あけやカシメうちなど細かい作業がありますが、これも慣れると簡単。

11月のアトリエカルトナージュレッスン

先週末に行われたレッスンは偶然にも講師の方々のみにて自然とスキルアップ講習になりました。
革を使用したハート形の裁縫ブック。細かな裁縫道具を入れて持ち歩き用に使用します。

裁縫ブック

スナップを開けるとこのように。革は折り曲げがきちんとできるように、端を漉いており、革紐も端を漉いて裏中央で収まるように折り曲げてあります。せっかく手をかけて作るのですから、中途半端な素人仕上げにならないよう、職人ワザを少し取り入れています。

Open


現在渋谷西武で講習を行なっている3ポケットのバッグインバッグですが、残り少ない輸入エトロ布地で作られました。内側のポケットはグレーの布クロスを貼り合わせポケットから見える布地はバッグ用に使用する裏地。

3 pocket bag in bag

布地で作り上げる際のポイントは型紙作り。型紙作りに結構時間を費やしますが、縮小したり拡大して色々な大きさを作ることができるので時間も無駄になりません。

3ポケット

2月のアトリエレッスン スキルアップ

講師のためのスキルアップレッスンを行いました。

渋谷西武のワンデー講座を担当しているお馴染みのO講師が製図作りから、丁寧に驚きの技が隠された細やかなスキルアップレッスンとなりました。

プリント紙とクロスで作成するイタリアンカルトナージュが、まだまだ奥深く、身近な手芸材料を利用することにより幅広い作品づくりができる、新たなアイデアの発見を促してくれるレッスンでした。

basket

現在私が一番にオススメする若草色のクロスとストライプ柄を使用して完成したM.Y.さんの作品

Interiore

12月スキルアップ 革に関する基礎知識

しばらく西武サンイデー出品などで体力がすっかり消耗してしまいましたが、何とか快復。12月23日に開催予定の講師のためのスキルアップ講習で皆様に作成していただく作品のモデル作りに没頭していました。

革に関する基礎知識の講義の後、実際に皆様に革で作品を作っていただくのですが、以前は革のシステム手帳作りでしたが、今回は少し立体に。

お道具入れになるケースを革で作っていただこうと、手すきで革漉きをしながらサイズを割り出して見ました。


case

ベースには20.5×15.5cmの楕円を半分にカットしたものを使いました。
合皮用ボンドを使用して、本格的な革製品づくりと同様の仕上げです。

open

イタリー製のルチェルトラの型押し革を使用しましたが、適度にコシがあり、立体作りには最適でした。
この作品、ミシンで縫ってしまえばとても簡単なのですが、カルトナージュにすると作り方を探し出すのがとても難しい。