イタリアンな生活
2013.03.28 Thursday
町がとても小さいフィレンツェは、どこでも歩いて行けるので便利です。レジデンスからは中央駅も中央市場も歩いて行けるので、気軽に散歩がてらお買い物に行っています。
下は中央市場の写真。とても立派。でも下を見ると（この写真では見えませんが）屋台の様な革製品を売る店がずらりと並んでいます。
あまりいいイメージでない屋台のお店、と思ったら大間違い。屋台後ろにある店舗の出店で、この辺りは200年以上前から革職人のお店が立ち並び、その昔のイメージをそのまま再現しているのだとか。
市場の中はさほど広くなく、あちこちに日本人の売り子さんが、こんにちは、と声をかけてきてくれています。築地の外国人ツアーの様に大勢の外国人が来ていて、撮影に余念がありません。
とてもフレッシュでおいしいラビオリ専門店。最近ずっとお世話になっています。
パスタ用ソースも売っています。
これは日本では絶対に味わえない洋ナシとリコッタチーズのラビオリ。生パスタなので、軽くゆでて、バターをかけていただきます。とてもおいしい！！
お店のおすすめだったのと、イタリー人のおば様が2人も注文していたのでつられて私も購入。
親指ほどの幅がある大きなラビオリですが、一人前と注文して、このお皿の量の2倍袋に入っていました。多いので、2日かけて私は食しました。
2013.03.27 Wednesday
フィレンツェのアルノ川沿いですが、パリと比べるとずっとのどかな光景。
奥の方にポンテベッキオが小さく見えます。
今回はミラノから、ユーロスターと並行して走っているイタロにガリバルディー駅から乗車、フィレンツェに向かいました。価格はユーロスターのおおよそ半額で乗車時間も変わりません。
ワインレッドの車体でで外見はかなりかっこいいのですが・・・。
しかし価格相応で、内部は一等席と言えども、こんな感じ。ユーロスターと同様に飲み物とスナック菓子のサービスがあります。乗務員はみな若くて親切でした。
上は、ミラノ中央駅から出発するユーロスターのフレッチャロッサ。ちょっと外見は好きになれませんが、一等席はイタロと同じ3列席ですが、かなりゆったりで、椅子も豪華（下の写真）。
そして、今回経験したのは、ボローニャにフィレンツェから出かけた時、前日の夕方ネットでチケットを手配したのですが、ユーロスターと言えども、出発時間によって一等席が2等席の価格で購入できたり、ずいぶんお得感がありました。チケットは何でもネットの時代となってしまいました。
ちなみに、ボローニャ・フィレンツェは片道35分ほど。ミラノ・フィレンツェが1時間40分です。
2013.03.25 Monday
昨日２４日の日曜日は復活祭（今年は四月一日月曜日）一週間前の日曜日でこの日には教会でパルマのミサを行います。
パルマとは棕櫚の葉の意味なのですが、この日教会に行くと、フィレンツでは清められたオリーブの枝を教会でもらってきます。棕櫚の葉か、オリーブの枝のいづれかだそうです。
ローマのサンピエトロ寺院では朝からミサが行われ、テレビ中継していたのでちょっと写真を取ってみました。
この下の写真の赤ちゃんが今日は皆を代表してか、一人だけローマ法王の祝福を受けました。
サンピエトロ広場は世界中から集まった人々で埋め尽くされ、それぞれに棕櫚の葉やオリーブの枝を持っていました。
昨年も同じ時期にフィレンツェにきていたので、教会から出てくる人たちがみな手にオリーブの枝を持っていたのが不思議だったのですが、学習したので今年はテレビ中継を見る余裕がありました。
2013.03.24 Sunday
昨日ご紹介した靴の修理屋さんの斜め向かいにあるのが下の写真の建物。
ミラノでは唯一のアールデコの装飾がほどこされたパラッツォで、とても珍しい建物です。
テラスの手すりなどよくみると、デコです。何回かこのパラッツォの写真撮りをトライしたのですが、なかなか、壁に描かれた絵がうまく撮影できず残念です。
上の写真が最寄りの地下鉄駅Porta Veneziaポルタヴェネツィアがある、ポルタ（イタリー語で門の意）です。
ミラノのDuomoを中心に、円を描いて、円周上にそれぞれの地域に向かうポルタがあります。ローマへの道となる門はポルタロマーニャなど。
2013.03.22 Friday
今回宿泊したホテルの近くにある靴の修理屋さんのご紹介です。
というのも、この靴屋さんは以前から個人的にずっと利用している修理屋さんで、グッチの靴の修理をすることでも有名なお店です。グッチに靴を持って行った際、直接こちらに持って行った方が早く出来上がるよ、と言われ教えてもらったのがきっかけです。
出来上がった靴を取りに行ったところ、昨日日本のテレビ局の人が来たとか、ちょっとおじさんルンルンでした。
作業場の壁には全世界の国のお札やコインが一面飾ってあり、世界を各国歩き回っていて半年もイタリーにはいないんだ、といつもながらの冗談を一緒にいた友人に言っていました。話は真面目に聞いてはいけません。ここでは。
数々の日本の雑誌にも紹介されていた様子で、あちこちに雑誌の切り抜きが張ってあります。
最寄駅 地下鉄 Porta Venezia
住所 Via Malpighi 12
open 月〜金 8:30〜12:30 15:00〜19:00
土 9:00〜12:30
2013.03.17 Sunday
一年ぶりのミラノですが、有名ブティックもいくつかなくなっていたり、この不況で様変わりしているようです。
とはいえ、ＤＵＯＭＯドゥオモだけは変わることなく、私が初めて訪れた35年ぐらい前より汚れが取れてますます美しくなっています。
ドゥオモの脇の回廊のような歩道ですが、よく見るとなかなか立派。今まで気付いていなかったみたい。
ミラノ市内もパリの貸自転車 velibe ヴぇリブにならって、有料の貸自転車がありました。ちょっと重たそう。パリほど市内ではあまり乗車しているをみかけていません。
2012.04.24 Tuesday
プリントペーパーの柄にもある家の紋章ですが、フィレンツェではとても身近に見ることができます。
メディチ家の紋章は、立教や白百合学園の学校の徽章と同じで、この柄のことをイタリー語でジッリオと呼びます。
街中を歩くとき、目線をちょっと屋根の近くにして散策すると次々といろいろな紋章が目に飛び込んできます。
上・遠くから見るとちょっと古びたアパート。でも紋章は結構豪華です。
家の角に紋章が付いているタイプも数多く見受けられました。
さすがに世界遺産に登録される街だけに、自分で何かテーマを探して街歩きをすると色々なデザインや美しいものが至る所で見つかり、美術館に行く前から十分に楽しめるのが最高です。
夜間も市内は夜遅くまで大勢の観光客で賑わい、女性の一人歩きも問題ないとまでいわれています
2012.04.16 Monday
フィレンツェの市内では写真ような観光馬車が数多く観光客を乗せて走っています。
毎朝、９時前後に、私が宿泊していたレジデンスの前のバス通りを、何台も田舎のほうから出てきて、市内にご出勤。
市内バスや車の中に混じって出勤途中の馬車が走っていて、運が悪いと市内に行くバスの前をずっと馬車が先導。まさにのんびりした馬力の速さで、急いでいる人はちょっと可哀そう。
排気ガスもかなりひどいので、車の渋滞に混じり馬が可哀そうですが、毎朝馬のひずめのパカパカいう音が聞こえると、非日常を感じてちょっと優雅な気分になります。
2012.04.12 Thursday
イタリアといえども、都市が変われば食べ物も習慣も言葉の意味すら変わります。スーパーに行ってすぐにミラノでは見かけない南の地方の食べ物が豊富にそろっていることに気が付きました。
それにひきかえ、パルメザンチーズ、いまいちです。ミラノ周辺とは打って変わってフレッシュなものもないし、かといって熟成したものもあまり豊富でなく・・・。もともとパスタを食べる習慣がなかったフィレンツェの食の歴史なので仕方ないです。
お茶を持参しなかったので、ミラノでよく飲んでいたハイビスカスティー（赤いお茶）を見つけた、と思って購入したのが上の写真。字を読まずに絵だけ見て、ハイビスカスだ！と思いお湯を入れてみてびっくり。真っ青な色のお茶。赤じゃなかった・・・初めての経験です。ハイビスカスはイタリア語でカルカデcarcadeと呼びます。このお茶ははマルバと書かれていて徳川家の紋章と同じ葵の花でした。
↑の写真はお湯を入れてすぐのときで、一瞬きれいな青色になり、アッという間にくすんだ青色になってしまいます。（一番上の写真は色がくすんだところ)
効能は痛み止めなどの鎮痛作用や、肌をすべすべにしてくれる作用があると書かれていたので、すべすべを期待して毎日飲みました。
結局フィレンツェのスーパーにはハイビスカスティーは見当たりませんでした。
そしていまや日本ではスープパスタなるものが流行っていますが、こちらはパスタリーゾ（リーゾはお米の意）つまりコメコのパスタ登場。日本ではコメコのパンが大流行ですが、こちらイタリアでは最新の製法、それも胚芽入りでコメパスタ＝パスタリーゾがあるのです。もちもちしてとてもおいしかったです。
発売されたばかりで、パスタの形はまだ、このクルクルしたフジッリの形しか販売されていません。
2012.04.10 Tuesday
ミラノに住んでいても絶対にお目にかかることのできないイースターのイベントに突然夜の10時ごろ、街を歩いていて出くわしました。
日曜日の夜とイースターマンデーの朝8時半の2回に渡って行われる太鼓の行列。
皆ルネッサンス時代の色鮮やかな衣装を身にまとい、街中に響き渡るような太鼓の音に思わず私も駆け寄って、身体の大きいおじさんの間をすり抜け大急ぎでパチリ。被写体もこちらも動いているのでちょっとぼけてしまいました。
一緒にいたフランス人の友人がおしえてくれたのですが、観光案内のインフォーメーションに行けば、英語をはじめとした各国語で、すべての行事案内タイムスケジュール表をもらえるとのこと。ただふらふら物見遊山では無駄に時間を過ごしてしまいます。さすがにしっかりもののフランス人に色々教わりました。
この行進の後、教会ではミサがはじまり、ソプラノの歌声に合わせて参列者皆が歌をうたい、その美しい歌声がまた、道を歩く人を引き止めます。
入り口がガラス張りの小さな教会でしたが、さすがに写真撮影は失礼なのでいたしませんでした。
