リボントレーのリフォーム
お作りになった作品が経年劣化して、クロスが焼けてしまったり、プリント紙が汚れてしまう事はよくあります。当アトリエで作った作品はどの作品も劣化した場合、真新しくリフォーム出来るような作りになっているので、アトリエ整理中にまたひょっこり出てきた古いトレーを今日はリフォームしていきます。
ショップをオープンした際に輸入していたリボンを通す穴があるトレー、まだ使用に耐えている左下の写真の物もありますが、それ以前に作った右のトレーはすっかり汚れてしまったので、内側に貼ってあった布クロスを剥がしました。外側のプリント紙はそのままで、リフォームを進めていきます。
トレー内側はボンドの取り残しがあるので、表面が少しざらざらしている為、0.25mm厚の地券紙で内側の各面ごとに型取りしていきます。
まずトレーの縁に布クロスを貼り、外側に直接プリント紙を貼ってから上記の地券紙をプリント紙でくるんで内側に貼る事で、あっという間にリフォーム完成となりました。プリント紙で仕上げていたのでその上からまた新しいプリント紙を容易に貼ることができ、着せ替えもスムースです。
まだ作業はしていませんが、今回使用したプリント紙シルクスクリーンは表面加工してある紙なのでショップ内道具のカテゴリーにあるつやだし液を塗っておくときれいにツヤが出て、防水加工効果もあり、かなり長持ちするはずです。
材料: プリント紙 シルクスクリーン ブラックベース ・ 布クロス ブルーキアーロ
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アトリエレッスン
本日はレッスン日ではありませんが、生徒さんのリクエストにてレッスンを開催いたしました。こんな時期でストレスも溜まり、家で出来ることと言えば料理をしたり、何かを作ったり。
こちらもすっかり普段の用事が無くなり、生徒さんのリクエストがあれば今はいつでもレッスン日に変換できるような状況です。
今日仕上がった作品は、A4サイズのファイルケース。午前と午後のレッスンをたっぷり使っての完成です。
丸ゴムを使用して蓋を留めて完成。材料のシルバーレザークロスと現在は在庫がなくなってしまいましたが、千鳥格子のグレーのプリント紙との相性がよく、素晴らしい仕上がりとなりました。
扉を開けると厚みが潰れないようにできたしっかりタイプのファイルケースなので、大切なな書類の保管にはぴったりです。
裏側はCDボックスを作った際の額縁式の装飾方法の応用。
立体感が出ます。足長小カシメを使用して接着と装飾の両方一石二鳥の仕上がりです。
平ゴムと違って、丸ゴムを使用するときはフェルマエラスティコをゴムの端に取り付けて、ハトメの穴を通して装着します。
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リフォームボックス
セコンドコルソsecondo corso で行うリフォームボックス。昨日三つ折りのファイルケースを作られたR.H.さんの作品。
この箱はもともと虎屋のミニ羊羹が入っていた箱でしたがウレタンボールで装飾をトップに施し、すかり見違える箱に変貌しました。
内側はスエードクロスワインを使用して仕上げました。
蓋を開けた状態。虎屋の箱は大変しっかりしているので、リフォームしても立派な箱に変わります。
捨てずに取っておきたい箱の一つです。
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3月のアトリエカルトナージュレッスン
本日半年ぶりにお越しいただいた、R.H.さん。何やら当方宛メール、こちらに届いていなかったり、届いていてもこちらから返信したメールが届いていなかったり、とずいぶん行き違いがあり、お越し頂けなかったようです。もし皆様方の中で、当方宛メールをお送りいただいて、こちらからの返信が翌日までになかった場合は、お電話など留守録に入れて頂くと幸いです。
お問い合わせいただきましたら、その当日か翌日には必ずご返答をお送りしておりますので、ない場合は是非上記の通りでよろしくお願いいたします。
さて、ようやくsecond corso セコンドコルソに進まれたばかりのR.H.さん、
本日はA4幅のマルチファイルケースを完成させていただきました。
クラッチバッグのようにリッチな仕上がりです。
ジーンズの布クロスにエンボス加工の和紙の組み合わせ。
最近の和紙は洋紙風の仕上がりのものも多く、素敵なコーディネートです。
地味にならないよう、金具はゴールドの縁止めマグネットでいっそう華やかに。
このレッスンでは初めてポケットづくりのしくみや、地券紙の使い方、ポケット用の紙の目を学んでいただきます。
手順はバインダーをつくる際と同様の順ですが、このファイルの作りはハトロン紙を使用するノート作りの応用でもあります。
パヴォーネ（イタリー語で孔雀）の柄のプリント紙をアクセントにポケットはジーンズクロスで。
仕上がって湿っているうちにポケットの地券紙の縁をゴム槌や目打ちの背でよくつぶす作業、皆様お忘れなく。
ひと手間かけるだけで美しく仕上がります。
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2月のアトリエカルトナージュレッスン
本日のレッスンも人気のジーンズクロスを使用した作品で蓋つき二段式裁縫箱。M.T.さんの作品で猫のプリント柄の組み合わせ。蓋部分はウレタンボールを装着してふっくらと、そして細幅1mm厚紙を仕上げに縁に取り付けて見た目も美しく仕上げ、足長カシメで蓋を最後に装着します。
蓋を開けると二段で可動式。この裁縫箱の箱はティッシュボックスの大サイズ・ミニティッシュの小サイズの箱をそのまま利用して作成しています。
イエロークロスの内箱のトリミングが冴えています。
厚紙で段差をつけて二段にしています。
そして下はCD-ROMボックス。箱の作り方が特殊ですが、細長く残った厚紙を利用して作れる箱なので、知っていると便利な作成方法です。
マグネットで蓋部分を開閉します。
布クロスこげ茶は新しく入荷した深いカラーのこげ茶で、仕上がりもシックになります。プリント紙小花柄はイタリーでは古くから人気のクラシック柄。
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2月のアトリエカルトナージュレッスン
本日は雨の中遠く仙台からお越しくださったK.M.さん。折り畳み式ダストボックスを春の装いのような明るいカラーコーディネートで完成してくださいました。
もしも、ご友人にプレゼントするときには畳めるので、立体のままお渡しすることもなく大きめの迫力あるプレゼントになります。
そして、この課題の後には横長のカードケースとパスポートケースが課題になっているのですが、長らく横型のカードケースは、中に差し込むカードケースの会社が倒産してしまったため入手できない、と生徒さん方にお断りしていました。
とは言え、K.M.さん、どうしてもこの横型カードケースをご所望。昔厚紙キットをずいぶん作ってあったので、それをお渡ししたところキットの中に入手困難と騒いでいたカードホルダーが皆入っているではありませんか。
お作り頂いた横型ケースはノート作りの手法を応用して、ハトロン紙を使って完成していただきました。布クロスは人気のジーンズクロス。
スナップをつけるイタリア製のタンニンなめし皮には赤い皮でクローバー型を抜いて飾りののアクセント。シルバーのコーナー金具もつけておしゃれ満載です。
中はスエード調クロスで赤いポケットを作り、ジーンズカラーとのコーディネートを楽しみます。
そして、下は箱にびっしり入って出てきたキット。販売するか考え込んでしまいました。
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大学での講座用作品作り
来週から始まる春の大学でのカルトナージュ講座。いつも10人前後の方々参加されますが、半数以上の皆様が長年コツコツと続けてくださっています。
レッスン時間が短いため、時間内で出来る作品の準備に、いつも頭を悩ませます。
引き出しを作るレッスンをまだ行っていなかったので、小さめの小引き出し付きのスマホやテレビのコマンドがおける小棚の試作をしてみました。
以前は仕切り付きの郵便物整理箱のように同じ形で作っていました。
引き出し上の棚にはiPad miniを立てかけることも可能。
今回は使用したかったジーンズクロスとクロスステッチのクマのプリントペーパーを使用してちょっと可愛めに。
使用した材料は厚紙コーナーで販売している変形厚紙と変形細幅厚紙。
写真のように小さくカットして今回は作りました。
大きくしたい場合はカットしないままで作る事ももちろん可能です。
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1月のアトリエカルトナージュレッスン
毎年ですが、冬場のアトリエレッスンは風邪をひかれたり、体調のすぐれない方も多く、参加人数も少なくちょっと寂しいけれど、ゆっくり、丁寧にみなさまにお教えできるので、プラスアルファーお楽しみいただけるかもしれません。最近ジーンズのクロスにはまっていらっしゃるM.T.さん。ちょっと厚手のクロスですが、仕上がりがとてもきれいに、そしてのり付きも良いとのこと。
今日はシステム手帳の課題作品をサクサクととても良い調子で作っていただきました。一緒に写っている爪付きのミニペンケースはご自宅で作られたもの。
便利にお使いいただいているようです。
システム手帳は隠しマグネットを使用して、ピッタリと表紙がかぶさります。ショップで販売しているこの隠しマグネットは、レアアース入りの本格＋−がある磁石のため、その磁力は結構きつく、厚紙を通します。
このジーンズクロスとカラーの相性が良いのが、アラベスクブルー。別の生徒さんがこの組み合わせをなさって、大いに感動されたM.T.さんですが、私もすっかり気に入っています。
同じくM.T.さんの作品で可愛い輸入エトロ布地のカードケース。内側は鮮やかなピンクイタリアーナの布地で。あとわずかで完成のところで、本日は終了してしまいました。
昨日のお稽古で、完成のお写真を撮り忘れてしまった、ブックケースは課題をすべて終了されてしまったY.F.さんの作品。
皆様にブックケースの制作過程をお見せしようとして撮影したものの、後が続きませんでした。
こちらでお見せしたかったのは、ブックケースを作る際にはベースの厚紙に黄ボールを使用するということ。
出来上がったノートまたは本などのサイズを測定して、箱用パーツの黄ボール厚紙は各面一面づつカットするので想像以上に手間がかかります。
特に一枚一枚のパーツをボンドで接着する際、ボンドの量が多いと厚みが出てしまい、サイズがピッタリ収まらなくなったりなどなど。
黄ボールは紙の密度が高いので、しっかり丈夫な仕上がりを必要とするブックケースには欠かせない材料です。
仕上がったこのケースは、CD用バインダーが二冊、ピッタリと入りました。
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本日のアトリエカルトナージュレッスン
フランスの白糸刺繍、ブティをなさっている生徒さんが、糸を入れる箱をずっとおつくりになりたかったとのことで、本日出来上がった糸入れ。とても重宝そうです。予想以上に綺麗に仕上がりご満足頂けたご様子。
さてこちらは中級コースを着々と仕上げられているM.T.さん。毎月一回のレッスンですが課題の復習もなさり、めきめきと腕を上げられています。
A4サイズの文箱作り、なかなか大変な課題なのですが、手際よく蓋と底に当てるウレタンの貼り付けをなさり、1番難しい箇所も問題なく、一気に完成！お見事です。
1mm厚の補強用の飾りテープ作りも手早く綺麗にな仕上がりです。
内側のプリントの貼り付けもお見事。ユリ柄のプリント紙が一層引き立ちます。
色違いで、赤・紺・ワイン・こげ茶とありますが、個人的にこのクラシック柄には魅力を感じます。
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11月のアトリエカルトナージュレッスン
今日は皆さま大変な集中力で製図に没頭。お昼までの時間が長く感じられました。遠く広島、仙台からもお越しになっているので当然かもしれません。
お二人が爪付き道具箱を完成されました。
カラーによって雰囲気もガラリと変わります。
下はM.T.さんの作品。クロスは新色のベルデアックア、プリント紙はゴールドグリーン花柄。
もうお一人のM.T.さんは鮮やかで、クラシックな青のクロスと小ぶりの人気のローズ柄青。
組み立てるだけ残して全て完成させていらしたK.M.さんのA4サイズのファイルケース。ルチェルトラグリーンとベージュの組み合わせがシンプルでシック。
足長小カシメでパーツを止めてホルダーにしていきます。
内蓋を外側にすることもでき、気分で表紙部分が変えられます。
販売している六角折りたたみボックスの作り方付きキットで途中まで作ってこられ、底付けや、裏側の始末をアトリエでなさってこちらも完成。
折り畳んで平らになる、折りたたみ式方法が2種類ありますが、まずその一つ目の作り方になります。
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