primo corso講習作品集
2019.07.21 Sunday
本日レッスンデビューまだ二回目と初々しいK.M.さん。前回お作りになった作品は私のうっかりで、ブログアップができませんでした。
今回は何とか忘れずに。
すでにカルトナージュの製図をならっていたと仰るだけあり、とても手際よく、きれいに仕上げられるK.M.さん。
ご自分でご用意されたROSSIのペーパーと国産クロスでまずは壁掛け式写真立てを仕上げました。
ゴールドの太めのブレードは衣料用の高価なブレード。タッセルはフリンジをアレンジして作っていきます。コーナー部分は写真を差し込んで入れられるようになっていますが、美しいプリント紙がベースでしたら、このままインテリア装飾になります。
材料: コーナー付き写真立てキット(2セット入り)
そして二作品目はブック式写真立て。
こちらもきれいに、手早く仕上がりました。
材料: ブック式写真立てキット
たたむと、文字通り本のように。
2019.07.12 Friday
先日リクエストレッスンを行った円形トレーですが、グログランリボンで縁周りを仕上げたいとのご希望だったので、急いでサンプルを作ってみました。
手持ちのフランス製防水加工布地に裏打ちをして、トレーに加工しワイン色のグログランリボンで縁飾り。布地が特殊な防水加工をしてある為、合皮用ボンドをグログランリボンに付けて接着しました。
当店で扱うグログランリボンは衣料用でかなりしっかりしているため、接着に手こずりました。もう少し薄手の木馬のグログランリボンにすれば良かったかと反省。
2019.07.09 Tuesday
本日はかねてからレッスンなさりたいと仰っていた近くにお住まいの方を対象に、午前中だけカルトナージュレッスンを行いました。
火曜日は午前中だけならお稽古できる時間もあるので、お近くの方にはレッスン開放しようかと今後を思案しています。
全く初めての方でしたが、きちんと製図から学びたいとの事で、一気に製図で型紙作りから始めました。ご希望は以前プロトタイプを作った円形厚紙を使用した小さなトレー。
15cmの直径の円をコンパスで書いて中心を作り、そこから製図。1辺8cmの底辺のトレーにしたいので、中学3年生ぐらいに昔習った直角二等辺三角形の公式を思い出して、1*1*ルート2 でひとよひとよにひとみごろ1、41421356を利用して直角2辺の長さを出し、ようやくトレーになります。
習ってから何十年と、応用する機会に恵まれませんでしたが今頃カルトナージュの製図で陽の目を見ました。
ショップで販売する15cm直径の厚紙も大活躍しそうです。
布での制作を希望されていたので、まずはホットメルト紙で布地を裏打ち。
パーツごとに型紙を作成して、それを裏打ちした布に写してカットしてボンドで貼っていくと、下の写真のように。まだ作成途中ですがこの後、縁にグログランリボンを飾って仕上げます。
2019.07.08 Monday
何かと多忙だった7月初旬、しばらくブログアップできませんでした。
その間、打ち合わせに地方にでかけたり、文具ショーの見学に行ったりと動き回っておりました。
文具ショーは新しいものもあまりなく、ただ日本人が好きな「かわいい」ものだらけといった印象。基本会場内の撮影禁止のためご紹介できなかったのが残念です。
一週間前にご注文いただいた5種類の
お好みオーダーのA4バインダーがようやく完成しました。ご自身でお好みのプリント紙と布クロスの組み合わせを選んでいただきこちらで一つ一つ丁寧に仕上げていきます。
以前、小淵沢ににある
パピルスという文具ショップで販売用のバインダーのオーダーをいただきましたが、プリント紙はすべてイルパピロの手摺版紙という豪華なものでした。仕上がりはさすがに豪華になりました。
天気が悪いので、のりの乾きも遅く水分が十分取れるように少し置いたりしていますが、湿気が多い季節に作ると天気になれば出来上がり品もビシッとします。
カフェイタリアーノ紙と
ゴールドクロス、
イルパピロマーブル紙と新色の
マローネクロス
オーダー料は別途加算されますが、特殊な紙やクロス仕様の場合は追加料金が発生します。上質な紙はそれなりに仕上がりも、作っている際も質感が良くて作り易いです。
ツタ柄グリーンと
布クロスグリーン・
ツタ柄紺と布クロス紺・
ルチェルトラ深緑と
布クロス深緑
ルチェルトラのプリント紙はトカゲの型押しで、エナメルのようなつや感があり、画面ではのっぺりしていますが細かな鱗の凹凸がきれいなので、個人的にはお気に入りでもあります。
内側はマーメイド紙で、なるべく明るい色をコーディネートさせています。重厚感のあるものは同色系でそれなりに。
2019.06.27 Thursday
6月のアトリエレッスン 初級コースの作品です。
フランス製インテリア布地とスエード調クロスヴィオラを使用した回転式ポストカード&フォトケース。M.T.さんの作品。布地は表面加工され、汚れがつきにくくなっています。大人の雰囲気に仕上がりました。
材料:ウレタンボール
1、5mm厚紙 アルバム用ビス A6厚手クリアーファイル
下準備されたノート表紙を糸綴じノートに貼る作業をして完成。
材料:
ハトロン紙 ＊ 2mm厚紙 ＊ 地券紙0、25mm厚 ＊ しおり ＊ 花布 糸綴じノート ＊
プリント紙森のフルーツとネズミ ＊
布クロス麻グリーン
一冊だけ残っていた以前販売したイタリアン装飾のA6サイズダイアリーが、上記のノートになります。
R.H.さんの作品は
六角小物入れと
浅型トレー。
アラベスクブルーのプリント柄と
ジーンズのクロスとの組み合わせの相性がピッタリ。アラベスクのこの花柄はトルコのチューリップとの生徒さんからのご指摘がありました。トルコ展で展示していたチューリップを象徴する柄だったそうです。とても勉強になりました。
2019.06.08 Saturday
先日ギフトコレクションでお客様にCDバインダーをお買い上げ頂いたのですが、マーブル紙で表紙を作ってみました。
シックな仕上がりになり、やはりマーブル紙は豪華ですね。写真でははっきり見えませんが、ベージュ系カラー部分は全体的にゴールドが入っています。
カラーファイルを10枚入れて販売していますが、埃が入らないようにケースもあると親切そうです。
が実際にはケースがあると使いにくいですね。
下は真正面上から見た感じです。
2019.06.05 Wednesday
少し幅の狭いティッシュボックスをアトリエの浴室に合わせて作ってみました。
ティッシュの他に手拭き用のペーパータオルを平常作っている横長のティッシュボックスに入れて置いてあるのでスペースがなくなり、切実な問題でした。
これで解決。
プリント紙を使用せず、組み合わせてみたかった
若草色とブルーキアーロのコンビで作りました。アクセントに偶然イタリーで過去に購入した細見のステッチりぼんがあり、カラーも若草色とぴったりだったので
布紙用ボンドで装着しました。
ティッシュの落し蓋には、丁度
楕円のブック式写真立ての型がぴったりだったので綺麗に仕上がりました。紙のホコリがかかっても水拭きができるように落し蓋はレザークロスで。
箱の内側もレザークロスです。
若草色のクロスは想像以上にいろいろな組み合わせに合うので、生徒さんにも現在とても人気です。ボックスの箱の幅は大きい
ティッシュボックスと同じで高さが少し高くなります。
2019.05.30 Thursday
本日はM.T.さんの作品のご紹介。
完成してお持ち帰りいただけたのはカルトレルだけにとどまりましたが、普段とは違うゴム留め方法で仕上げて頂きました。
A3サイズなので結構大きく、それでいてご自身でクロスの貼付幅や背の厚み部分、デザインを決めていただくので、思考時間もありちょっと時間がかかります。
レシピ通りにカットして作るのではないので、今まで考えなかったことまで気にして製図を仕上げて行きます。ちょっと勉強になりますし、ご自身で新しいサイズ違いを作る冒険も目覚めます。
材料 布クロス
麻グリーン プリント紙
森のフルーツとねずみ 丸ゴムイエロー マーメイド紙 丸ゴム用金具
扉を開いた内側は、片方だけポケットを付けて、そのポケットもマチ付きになさいました。
凝った作りです。できたものをみるとあたりまえのようですが、ご自分で作るとなるとマチづくりも意外と面倒。
今回ファイル留めのゴムをイタリーから輸入した丸ゴムで仕上げました。ヒラゴムよりもかなり強度があり、ヘタれないので安心できます。
取り付けも普段でしたらハトメに差し込んで、一緒にゴムも打ち込んでしまうのですが、簡単に交換ができるよう、ゴムの先端にこれも輸入の金具を付けました。
丸ゴムもこの金具も輸入していながら、長いことショップにアップすることをウッカリ忘れてしまいました。
以下が
丸ゴム及びゴム先端につける金具
フェルマエラスティコです。
2019.05.29 Wednesday
毎月月末はアトリエレッスンになりますが、5月は何かとイベントも多く忙しかったせいかずいぶん時間がたったような気がします。
初級コースで作る
ジャバラファイル。
イタリーから直輸入のこのジャバラファイルはフランス製やドイツ製とは違い、ともかく丈夫で長持ち。表の装飾が壊れても中身はご安泰で10年以上は軽く使用できます。
R.H.さんの作品ですが、プリント紙は和紙にシルバーのエンボス加工。クロスはイタリー製の
スエード調クロスととても豪華な雰囲気です。
更に服飾用のシルバーのブレードをあしらい、革のタッセルを装着予定が雰囲気が合わないのでこのままで。
当店でも販売している
イタリー製クロスと同素材のクリーム色を使用して仕上げてあるジャバラファイルですが、頑強で中のファイルがパンパンになるほど私は使用していましたが壊れない！ 当店で輸入しているイタリー製クロスで作品を仕上げると丈夫で壊れないのも改めて頷けます。
習いにいらして毎月一回、とてものんびりお作りになっていたのですが、およそ2年ほどたちそろそろ終了に近づいた上級コースのY.F.さんの作品楕円の箱二種。
同サイズの楕円を使用したミニ箱と蓋と身を違うサイズにした
中サイズの楕円箱。
楕円用にカットしてある
細幅厚紙１ｍｍ厚を使用して仕上げていきます。
作品タイトルはイングリッシュスタイルの楕円箱ですが、土台の厚紙の構成方法がイングリッシュスタイルに仕上げてあります。
2019.04.20 Saturday
本日のアトリエレッスンはすべてプリモコルソの作品です。
M.T.さんの作品。
イタリアンすごろくのプリント紙と
若草色のクロスの組み合わせが、春らしい雰囲気でとても冴えています。
この組み合わせ、私のお気に入りの一つに追加です。
そして、到着したばかりの新色の
ベルデアックアと
眼鏡のプリント紙のコーディネートも素敵。
A4,A5,A6サイズのクリップボード。いづれも春らしくウキウキしてしまいそうな色合いで、今日はすっかり元気をいただきました。
ご自宅で使用できる便利品の
楕円のティートレーと
スクエアートレー。
しっかり、見事な仕上げで
つやだし液の塗装ができ、防水は完璧です。
気分を変えてシックなイタリアンカフェ柄の楕円のトレーを使ったり、元気な出そうな
赤のチェック柄と
フォーリエロッソのコンビネーションスクエアートレーにしたり、楽しみも増えます。
