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夜咄のお茶事

昨年来、お香のお稽古は密となるため、会場の都合で未だに再開されていませんが、お茶のお稽古はそろそろ始まっている様子。

そんな中、カルトナージュがホビーとして始まった10年以上前からお付き合いのあるカルトナージュ講師F先生にお茶事のお誘いを受けました。茶道は万年初心者で留まっているのでお茶事に誘われる機会もなく、初めての経験。

浅草で昨秋オープンしたばかりのビルの中のお茶室、洗心庵で開催されました。先生の方針で初心者の方でも何でも教えて,経験させてくれるというオープンなスタイルで若い方に大変人気の江戸千家茶道教室。本来は内輪のお茶事なのに飛び入り参加させて頂きました。
茶会席専門の料理人の方が岡山からいらして作る茶懐石料理も魅力です。

お席いりの後の炭手前など、近くに行って自由に写メをして良いというのも驚きでした。
お行儀が悪いと普通だったら言われそうですが、お勉強熱心、体験のために記憶させる事も確かに大事。私のカルトナージュのレッスンでも皆様に遠慮なく写メしてもらっているので、和のお稽古も同じになっているようで納得,今時なんですね。

私が習っていた表千家のお稽古では段階を踏まないと次のお稽古に進まないので炭点前など、万年初心者の様な私は一度も見る機会がなく、お茶事など先生方だけで行っている様子を聞くだけ。
今回はとても良い経験ができました。
若いお嬢様方も楽しそうで、着物を着るのも楽しいと幸せ感一杯でした。

夜咄のお茶事という事で和蝋燭の灯火の中で始まります。
待合でお白湯をいただきました。

待合

お茶事が始まる前に炭つぎのお手前。

お茶事の前の炭替え

お料理が順に運ばれお酒もいただきながら茶会席が進みます。
かしこまらずに楽しく会話をして,それでいてお正客はきちんとご挨拶の言葉を交わし、リラックスした中で作法のやりとりを覚えていけます。

お茶事

その後お濃茶とお薄をいただき、お茶事は終了へ。

お濃茶とお薄

友人以外は全くの初対面でしたが、先生初め、お若い皆様どなたもフレンドリー。こんな感じで和のお稽古も敷居を低くすれば楽しく過ごせます。着物も箪笥の肥やしにならず、気軽に着て楽しめるのも何よりです。
茶道人口は年々少なくなっているとよく聞きますが、何でも時代に合わせて臨機応変に変化させないと活気は戻らないものですね。

茶道をちょっと体験してみたい方、ぜひこちらの洗心庵茶道教室をお勧めいたします。ビルの中ですがとっても楽しそうですよ。

F先生! とても優雅で楽しい貴重な経験をさせて頂き有り難うございました。