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茶道教室体験

着物を着てお出かけするのにちょうどよい季節です。

コロナで暇をを持て余して茶道を始めた友人もおり、刺激を受けました。
家を建てた時にわざわざ炉を切って、小さなお水屋まで作った8畳間があるのに、今は物置になり、その時買った炉窯も蓋も明けておらず、ちょっとこのままあの世にお呼ばれされたくない心境。

息子のお嫁さんと連れ立って表千家茶道教室を体験してきました。
実家の菩提寺なので、お墓参りに出かける度にに気になっていた茶道教室のご案内掲示板。何十年も昔に少しかじってそれっきりの表千家の茶道は、帰国してからは友人宅でしばらく習っていましたが、ずーっと初心者のまま。

10月からお教室を再開されたということでお寺のホームページのネット申し込みでまず申し込みを致しました。

場所は今を時めく清澄白河、戦前は清澄通りまで細長く参道があったお寺と祖母から聞いていましたが、今は一番奥の敷地の一角に佇んでいます。そのため深川とは思えない静寂さを味わえます。

午後二時から始まるお稽古ですが、次々と生徒さんがお見えになり、そのままお席に入ります。順にお点前のお稽古が進んでいきます。
こちらのお稽古にいらっしゃる方はみな初心者でこのお教室で習い始めたばかりの方々なのだそうです。


お稽古

先生が三人もいらっしゃるのと、大寄せができるぐらい広いお茶室で立礼のお稽古に割り稽古と三か所でレベルに合わせてそれぞれ学べます。
お膝が悪い方はお椅子で参加されていたり、自由な雰囲気です。

お稽古 立礼稽古

男性も多く、若い方からお年を召した方までさまざま。お子様のお稽古も可で、昔長男が三才ごろ、子連れでお稽古に出かけていたことを懐かしく思い出しました。

初心者には先生がそばにいらして何回も自らお手本を示して教えてくださるのでこんな私でもすべてとは言えませんがかなり記憶にとどまり安堵です。

立礼稽古2 割り稽古

お軸は前住職が書かれたもので、今はなんと建長寺の管長をされ老師とよばれ
る高位のお方、私たちは前のご住職、なんて平気で口にしてしまいます。
 
今月のお軸

茶室の前のお庭、普請してから法事に来ても茶室に入る機会がなかったので初めて拝見。お庭がずいぶん小さくなってしまった気がしますが、風情のある趣。

中庭

小さな茶室もあり、ここでお香のお稽古とかできたら…、と思わずパチリ。

小さい茶室

表千家の茶道はシンプルで無駄のない作法が私は気に入っています。
まだ一回しかお習いしていませんが、なんで今まで教えてくれなかったの?
と思ってしまうぐらい、その作法に至る自然な手の流れなど先生方が手を取って細やかに教えてくださる。
ご指導が上手だとやる気をを奮い立たせてくれます。すっかりまた茶道にはまりそうです。

深川での広々したお茶室での茶道教室、初心者の方でじっくり習いたい方にお勧めのお教室です。
前回ご紹介したビルの中とは違って天井も高く広々と開放感がありゆっくり時間が流れるようでした。

家の和室で茶道を楽しみながら、香道の香りに浸る日もいよいよ到来?と心弾む茶道体験でした。