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イタリーのスナックパン フォカッチャ

昨日までは製図に、ボンド付けと工作系に終始しましたが、本日は活動の場が一気にキッチンへ移動。

イタリーのフォカッチャ作りを御指南したいと思います。

Focaccia

日本では食パン、フランスパン作りはとりわけ盛んですが、イタリーのパンと言っても全く馴染みがないと思います。とりわけフォカッチャはレストランでパンとして出るようなものでもなく、あくまでもおやつや、小腹が空いた時にちょっと食べるスナックのようなものだから、いろいろなおかずパンや菓子パンが豊富な日本では全く存在感がないかもしれません。

ただ一度食べると病みつきになります。
フォカッチャの専門店もかの地にはあり、pizzaピッツアのミニチュア版のような感じです。

フォカッチャのレシピは手持ちのイタリーで購入した百科事典のような料理本にもでておらず、ネット検索で上記写真の出典元で、私も同名の本で持っていた”Ricette della Nonna " リチェッテ デラ ノンナ(おばあちゃんのレシピという意味)から抜粋したものを翻訳しました。


今日のレシピは1番シンプルな塩とオリーブオイルがかかったフォカッチャです。イタリーの幼稚園児や小学生はよくおやつに食べています。
本日はとりあえず材料とレシピだけにして明日、実践したフォカッチャを画像でお目にかけたいと思います。


材料
フォカッチアのドウ用

強力粉 350g
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
ドライイースト 7g 砂糖小さじ2
ぬるま湯  210cc

仕上げ用

オリーブオイル 大さじ2
岩塩 小粒のもの

作り方

1)大きめのボールにぬるま湯とドライイースト、オリーブオイル、砂糖をそれぞれ入れて、指でドライイーストをつぶすようにして溶かしておく。

2)小麦粉に塩を混ぜておき、1)の中にいっきに入れて手でよくこねます。ドウを丸くまとめたら、ラップをかけて暖かいところで1時間ほど発酵させます。

3)一時間たったところで、一分ほどで手早く中の空気を抜くようにしてこね、オリーブオイルを塗った天板にドウを広げる。そしてまたラップをかけて20分間発酵させます。

4)20分経ったところで、上記写真のように小さな溝穴を作るのですが、指で穴を深く掘るように押してあけていきます。(指であけた穴とは全く想像もつかなかったので正直びっくりです)

5)そしてこのまま、最後の10分間の発酵です。発酵終了後はフォカッチアの表面にオリーブオイルをまんべんなく霧でふりかけ(刷毛で塗ってもよい)粒のある岩塩または大きめの塩をふりかけ、200℃のオーブンで25分間焼いて出来上がり。

今回は一番クラシックでシンプルなフォカッチャのレシピとなりましたが、販売されているバラエティーのあるフォカッチャには、オリーブオイル、塩のほかに、オリーブの実をのせたもの、玉ネギスライスを一面にのせたもの、トマトソースとチーズをのせたものなど、バラエティーに富んでいて、ちょっとしたピザ感覚で、好きな大きさにカットして売ってくれます。