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クリップボードのリフォーム

お彼岸になり今日は朝から良い天気だったので早朝早速お墓参りに。
以前に洗い張りして私のサイズに直した母の形見の着物を着て出かけました。
子供の頃学校の父母会などの行事がある時に母が良く来ていた思い出のある着物。
供養になるかなと思いつつ、相変わらず毎日着物の生活を楽しんでいます。

輸入品の新しいクロスが届くので午後からアトリエに戻り、色々作業しています。

今日は以前からやろうと思いつつ出来なかった10年以上前のクリップボードのリフォームをしようと思い早速始めています。
4隅の角がもうぼろぼろになって、サイドの厚み部分はグレーの厚紙が見えてしまっています。
ショップの制作キットには厚紙とクリップがセットになったクリップボードキットがA4/A5/B6サイズに対応して販売しています。

古いクリップボード

まずは、まだ使用できる金具を外す作業から。
クイキリという道具を用意します。アトリエでは生徒さんが金具つけに失敗した際に使用するので用意してあります。

クイキリ

見た目はさほど力がなさそうですが、名前の通りカシメなどをぷつんと切ってしまいます。クリップボードを裏側にしてから、カシメの丸い部分を持ち上げるようにしてクイキリの歯を入れ込みます。少し持ち上がったようになったら力を入れて食い切ります。

食い切る

こんな感じに切れます。つぶれたようになります。厚紙部分を傷めないようにゆっくり丁寧に差し込んでカットします。

カシメカット

カシメの切ったところに目打ちを押し込むと、反対側のカシメがポロリと取れます。

<a href=目打ちで押し出す"

これで金具が外れました。カシメは使用できませんが、クリップの方はまだ十分使えます。
今流行りのSDG'sですね。再生できます。

クリップ

プリント紙が結構はがれているので、とれる範囲ではがしました。
その際にはスポンジに少し水をつけて、剝がしたいプリント紙を濡らしてから作業すると意外とよくとれます。
面倒な場合は剝がすのも労力がいるので、はがれた部分を貼りなおしてからその上に新しいプリント紙を貼る方が簡単です。

剥がれ部分 剥がす

前に貼ってあったパープルのクロスの上に直接新しいグリーンの麻クロスを貼りあわせ、小花柄ブラックベースのプリント紙を貼り再生完成。
裏側にプリント紙を貼る前に、カシメを差し込む穴を裏側から目打ちで貫通させます。

再生

コーナーは厚紙がひしゃげていたので、コーナー金具大サイズをつけて補強し、新品同様に仕上がりました。

完成