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材料の話 骨ヅメと平紐

日曜日は父の日でしたが、母の日に無言だった子供が、今回は父親にお花を持ってきました。
母の日にプレゼントをしてくれたもう一人の子供は今回無言だったのでまあ、バランスが何とか保てた感じで、とても嬉しいものです。

父の日フラワー

さてまたショップ内の材料の使い方に関するお話を続けます。

今日は骨ヅメ平紐のご紹介。
というのも、私自身もそうですが、亡き両親や祖母などが残した着物や帯などの整理やその始末に頭を悩ましている方が多いと思います。コロナのおうち時間にその整理をされた方も多いかと想像致します。
そうした古い着物や帯を使って作る小物に雰囲気を盛り上げてくれるのが、この平紐と骨ヅメのコンビ。

アトリエのレッスンでも爪付き道具箱など作ります。この時は使用する布クロスを共布がわりにして紐をつくって、平紐は使用しませんが、この平紐を使用すると制作の時間がとても短縮ができます。

レッスンでは布クロスの目の方向も大いに影響するので勉強も兼ね、あえて布クロスの共布で作ります。

爪付き道具箱

下の写真は平紐を使用しています。左はペンケース右はお香道具の手記録盆が二つ入ったケース。

ぺンシルケース 爪付き

ケース

ここでは布クロスを使用して制作していますが、着物布地や帯を使用する場合は、切り込みを入れて平紐を通したりする為、必ず布地に裏打ちが必要になってきます。
骨ヅメは手作りのため、一つ一つ削って作られています。平紐を通して布地でしたら縫い合わせができ、カルトナージュの作り方では切り込みを入れた中に平紐を通してノリで貼り合わせます。

下の平紐爪の大きい方には幅の広いもの、小さい爪には少し細幅の平紐を合わせています。
細幅の物は販売用にセットしたものの、写真撮影がずっと終わらずにショップ登場が遅れています。

骨ヅメ 平紐