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思い出の刺繍付きノート

昨日ワインノートの詳細ご紹介をいたしましたが、遠い昔、まだこのショップを立ち上げる以前、フランス・イタリー・日本と行ったり来たりの日々を送っていた時に制作したノートがあったことを思い出しました。

刺繍ノート

このノートは、現在では四谷ボーグ学園などでもご活躍の刺繍作家森田悦子さんに(パリ在住時子供が通っていた日本語学校の塾でご一緒でした。)お誘いいただいて初めて銀座で、森田さんの刺繍とコラボした作品展を行った時のもの。とても大事な森田悦子さんの刺繍付きノートです。
この綴じあがりノート、20年以上経っても変わらず同じデザインでイタリーで販売しているって素敵です。

それぞれ刺繍で表してあるモチーフが意味するノートなのです。左からクッキングノート、中央がイタリアン装飾の罫線ノート、そしてABC刺繍のアドレス帳です。

3種のノート


この中にABCという表紙のノートがありますが、当時まだスマホもパソコンもそれほど普及していなかったので、まだ手書きするアドレス帳の需要もあったのが懐かしい限りです。これから私の終活アドレス帳になるかもしれません。

ハナギレ

窓になっている部分の縁には、ノート作りの際に重要なおしゃれアイテム花布(はなぎれ と読みます)を、ブレード代わりに使っています。

ショップでも販売しているクッキングノートは、レシピ別にイラストが描かれています。
この1ページの中にレシピタイトルと作り方などを書いていきます。
ノートにまとめておくと、おうちで作るおなじみのレシピを子供達にこのまま残して伝えて行くことができますね。自分の母が亡くなった折に、つくづくそんなことを思いました。

cooking  note

家族のことを思うとき、綺麗なノートに何かを書いて残しておくのもとても大事な自分の仕事ではないかと、今のコロナ禍のおうち時間を通じて改めて学んだ気がします。