HOME > ホビーの一日(趣味三昧) > 久し振りのお香のお稽古と友人の日本刺繍展
<< ロックハート城で可憐に変身 | main | お香のおけいこ >>

久し振りのお香のお稽古と友人の日本刺繍展

イベントが終了して出勤しなくてもよいこの2日間で、すっかり元気回復。先月はじめて休んでしまったお香のお稽古にでかけました。お香は今日のように雨が降ると、香りのたちかたがとてもよいのです。

kodo

お点前をすることになってしまい、すっかり慌ててしまいましたが、ゆっくりそしてじっくり香りを楽しむひと時は何ともいえません。今日の香組みは古くから伝わるもので、源氏物語の中のふじばかまのお話からとったものでした。

kodo2
難しかったので、正解者は2人のみでした。


その後、銀座で日本刺繍展を行っている友人のところに向かい、今日は和芸三昧。
ricamo1

高円寺で日本刺繍を教えていらっしゃる城所美智子先生に師事している友人は、お茶の先生でもあるので、何かと和服や帯が必要。こちらで帯やきものに刺繍をして身につけるという一石二鳥。着物一枚帯3枚といって、一枚の着物に帯は少なくとも3種類以上をコーディネートするのが常ですから、ご本人も大いに利用されているようです。

ricamo2


ricamo3

上下共に友人の帯にさした刺繍。
日本刺繍は西洋刺繍と違い、シルク布地に絹糸で刺繍をするので、その豪華さは言うまでもなく比較になりません。金糸は金箔を糸に絡ませたものを使用するので、金の値上がりが著しい昨今は大変そう・・・。

ricamo4

そして針も手打ちで作る針を使用し、今その最後の職人さんが一人いるだけになったとか。
そして、本来は刺繍糸をよるところから習得するのだそうですが、その習得にも何年もかかるので、糸屋さんに先生が特注されてその糸を使用しているそうです。和芸は兎も角奥深く、日本人のきめこまかなこだわりがすばらしいものを生み出していて、世界に誇れるものづくりにつながっていることを実感した一日でした。