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長岡御家流香道レッスン

コロナで停止していた長岡の御家流香道レッスンが再開して2回目。先生のお手伝いに行って参りました。

ちょうどスキーシーズンの為越後湯沢に行くスキー客がごった返し、午前中発車の上越新幹線はグリーン車もグランクラスも座席指定も全て満席で自由席に。
私の読みが甘かった為何と自由席もすでに立ち席。車内中央通路も人でいっぱいなので結局生まれて初めて新幹線での立ち席体験。
老体にはとてもキツイ! としかめ面が苦しそうに見えたのか、乗車30分後に若い子連れの夫婦が一席交代してくれて、本当にラッキーでした。感謝です。

本日の組香お題はお雛祭りに合わせて「桃花香」

香道お稽古風景

可愛い雛飾りを先生がお持ちになりテーブル上に添えて、万葉集 大伴家持の「春のそのくれない匂う桃の花下照る道にいで立つをとめ」のお歌を証歌として組香が組まれています。

大伴家持のお歌

雅な香りを堪能。お久しぶりに旧長岡藩の御当主もお目見えになり、代々伝わるお雛様のお話や1月末に芝増上寺で催された徳川家継承式に招聘参列された際の献香のお話など盛りだくさんの話題で和やかなひと時となりました。

お稽古が始まる前に、私は急ぎ足で旧長岡藩主牧野家のお雛様飾りを長岡科学博物館まで見に行って撮影して来ました。

2種類の雛壇が飾られて下は所蔵されているお雛様の中では1番新しい104年前のご当主のお母上のもの。

牧野家のお雛様

下はそれぞれのお人形用に布地から機織りする超オーダーメイドの衣装をまとった親王飾りで更に古いお飾り。
三人官女のお顔も優しく優雅な面持ち。
最初の雛壇にある五人囃子はお能の楽器を携えていますが、こちらの五人囃子は雅楽の楽器、笙や龍笛などを持っていて珍しい出立ちです。

お雛様2雛飾り3
三人官女
五人囃子