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愛用の簡易ノート 修復

スマホに何でもお任せでスケジュール帳が余り必要なくなった現在ですが、やはり書きとめておくノートも必要です。

昨年秋から日付を自分で記載でき、メモ書きもできる薄手の軽いノートを持ち歩き、仕入れの予定や忘れてはいけない仕事上のメモや領収書の貼り付けなどに利用しています。気分が乗ったらその日の出来事を書いたりと。

愛用ノート

薄手のノートの表紙を自分でデザインしてマーブル紙で製本。イタリー製のノートのように糸綴じではなく、何と二箇所ホチキスどめのノートだった為使用中に表紙から剥がれてしまうハプニング。
そこで今回はこの壊れたノートを自分で糸綴じして修復。すっかり元に戻りました。

作業は簡単なのでご参考になれば。但しノリ付けで製本してあるノートは修復できませんので悪しからず。

剥がれ

ホチキスどめの穴を片方ずつ利用して、全部で偶数の穴を目打ちか千枚通しであけておきます。

糸綴じ

外側の背の方から糸を通した針を穴に刺して、まずノート内側の穴を順に刺します。最後は裏に回り、今度は裏側の糸が通っていない穴を刺していきます。
自然に裏側背の最初に糸を通した所に戻るので、そこで糸を結んで仕上がります。

内側

糸を通した部分をカバーするためにハトロン紙や和紙などでノリ付け。

製本

これに剥がれてしまった表紙にノリ付けして出来上がりました。
本来はこの内表紙に見返し用の紙を貼ってからこのハトロン紙のカバーをすれば、内表紙に直接のりをつけることなく仕上がったのですが…。急ぎ過ぎました。

完成