シルクの布地でリフォームボックス

古布のコレクターでもあるY.M.さん。シルクの布地を裏打ちせず、ウレタンボールを使用して木の箱のリフォームをなさいました。

まずはお友達から頂戴したという、極薄の木の円形お菓子箱。何の変哲もない軽量の木の箱でしたが、蓋も、箱本体の側面もウレタンボールにシルク布地や布クロスを巻いて立体感を出し、すばらしく立派な箱に変貌。

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同じくY.M.さんの作品。四角いふたつきの桐箱に金魚のシルクの古布をウレタンボールを芯地にして立体感を出して貼り、白と黒の市松模様の和紙をあしらえばこんな素敵な箱に変身。あえて桐箱の地肌は少し出しておきます。

シルク布地の扱いは、薄手ゆえに丁寧な作業の繰り返しです。
一般のカルトナージュのようにカットして折ってのりづけ、というのではなく糊付けの際には必ず作業補助のために目打ちが必要です。
一般の職人の作業にも目打ちは欠かせない道具ですが、この糊付け作業にも必須です。


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