スキルアップ 和紙工芸のレッスン
先日のスキルアップ講習時にもう一点和紙工芸作品作りを行いアップしておりませんでした。ショップで販売しているコースター型に和紙を貼り合わせ樹脂加工する作業です。
裏側は最後に貼りますが、境が見えないよう厚み部分ギリギリでカットするとほとんど貼り合わせ部分が見えずに綺麗に仕上がります。
このコースターは厚紙という表示ですが、かなり硬いチップを圧縮してできたハード素材。普通のこの厚みの厚紙ではきっとフニャフニャしている事と思います。
コースターは今あるだけで、仕入れ先がまた廃業してしまうため今後は入手困難です。
カルトナージュは圧倒的に平面に紙や布を貼る事が多いのですが、この抜き型のように湾曲しているものはなかなか貼りづらく、シワが出てしまう事が多いです。そんな時使用するのがモミ和紙です。
普通の和紙の大きさのものを職人が揉んでいき、和紙全体の大きさが半分ぐらいになってしまいます。
モミ和紙を依頼すれば今までは入手できましたが、この紙ももうオーダーできない現状。
いよいよ当店の商品もある限りの限定品が多くなり始めています。
コロナ後は旅行者は増大しましたが、その反面日本の良き文化、伝統技の職人達の技術と販売する場を失っており、大変残念。