カルトナージュアトリエレッスン上級編

世の中が少しずつマスクを除いては以前の様相を取り戻しつつあり、安堵するこの頃。
精神的にも良いことですね。
コロナ感染なく無事過ごして来られましたが、油断は禁物。外出時は矢張り気を遣っています。

今日も遠く仙台からレッスンにお越しのMさん。
ミニバニティーバッグを完成させて頂きました。制作にあたり、さまざまなスキルを復習したり新しく取り入れたりと駆使して出来上がった後はカワイイ連発でハイな気分で終了。
若草色のクロスに合わせた焦茶色のピッグスキンの革の色がアクセントになり、すっかり気に入っていただきました。
そして極小玉かしめで飾り風に見せて接着も兼ねる仕様も、極小玉かしめのまん丸でふっくらした雰囲気が一層おしゃれに仕上げてくれています。

ミニバニティーバッグ

材料:ハトロン紙、 地券紙0,25mm厚、 布クロス若草色、 アンティックグリーンゴールドプリント紙、 ウレタンボール, 革、 
ネジ式取手用金具 極小両面玉かしめ 

取手部分のダボを取り外すとバッグの口が開きます。

取手取り外し

バニティーバッグ取手はクロスの上に革を貼り合わせて極小カシメで留めていきます。普段は小カシメを使用するのですが、今回は私も可愛くてお気に入りの極小玉カシメを使用していただきましたが、幸いしてご本人にも可愛さをご理解いただきとても感じの良い仕上がり。留め具のイタリー製取手(ダボ)はゴールドしかないのですが,これも中央で良いアクセントになっています。

取手部分

底が抜けることなくしっかりした作りでできており、すっかり気に入って頂けました。

このデザインはイタリー在住中に購入したアルマーニのバニティーバッグを見ていて、なんとかカルトナージュで作れないか考え,何度も失敗して仕上がった作品。
当時は布で作れば簡単に仕上がるのに、ここまで複雑な作りでする意味があるか複雑な気持ちでしたが、今思うと結構良いアイデアだったと思っています。
ただ初心者には不向きで、色々なスキル習得もあり、上級者の方には楽しく作っていただける事と思います。
カテゴリー:terzo corso講習作品集