スキルアップレッスン
しばらくまた体調不良でブログ掲載できなくなってしまいました。今年は転倒骨折に始まり体調不良も多く、動けなくなる日数の方が多かった気がします。
来年の2月までは右手もあまり使ってはいけないため、きっとおとなしくして過ごすのが最良なのでしょう。
今月中に届くのか不安ですが11月なかばにオーダーしたイタリーからの輸入品もそのうち届くので、来年の為にしっかり準備したいと思っています。
本日は講師の生徒さんのスキルアップレッスンでご朱印帳と、ご朱印帳ケースを作りました。
なんと言ってもご朱印帳の中身を一枚ずつ折ってはノリで貼り付ける作業が慣れないとちょっときついかもしれません。
一旦コツを覚えればノリつけもサクサクと。普通のボンドの原液でも水分が多くヨレヨレになり、ヤマトのりだとさらに水分が多い為、当店で扱う布紙用ボンドを使用するのが一番綺麗に仕上がります。
ご朱印帳の表紙は布に裏うち紙を貼ってからくるむだけの簡単な方法にして、地券紙を芯材に使って布をくるんでご朱印帳のケースを仕上げました。内側は布クロスをボンドで貼り上げます。
布で作る小物はプロの製品でも地券紙を芯材にすることが多いのですが、この芯材を知る人はプロだけ。
フレンチスタイルの作品でよくケント紙を芯材に使用していますが、地券紙の存在をご存知ないからでしょう。日本古来の伝統ある物作りで使う芯材などの材料を今一度見直してほしいと思っています。
和風のバッグのように綺麗に仕上がったご朱印帳ケース。布には裏打紙を貼らず、布そのままでフレンチスタイルのようにべったりとボンド貼っていないので布の風合いがそのまま心地よく残ります。
そのため,ふんわりとした仕上がりになり、とても高級感が出ます。
布小物の本格的な作り方にカルトナージュの要素を入れると綺麗にそれでいて楽に仕上がります。
今回のこのご朱印帳ケースはノート作りの応用で、それに布小物の作り方をプラスして仕上げてあります。