スキルアップレッスン 和綴本

和綴本に興味を持たれて、ご自身の読み聞かせの活動に使用したいと積極的に制作に意欲を燃やされる方が昨日はお越しになりました。当店で提案するカラフルな布クロスに麻糸の組み合わせの和綴本をすっかり気に入られて、4種類のカラーアソートを選ぶ楽しい作業に終始しました。

そして本日は講師のO先生が初めて和綴本4種類に挑戦。このところ和綴本がマイブームのようになってきました。
下の作品はサンプルとして10年以上も前、このショップができる前に作成した4種類の和綴の方法です。

和綴本4種類

4冊を保存する為のケースも製図をしっかりすれば難なく作れます。

ケース

O先生はこの箱も作る予定でしたが、ちょっと時間が足りなくなってしまった模様です。
ピンクパープル系の4色アソートで2冊まで完成。基本の四つ目綴じと(右)応用編の康熙とじ(左)が完成し、残りは麻の葉とじと亀口綴じが残りました。基本の二つを終了したのであとは指示書を見ればきっとスイスイと綴じ終わるでしょう。

O講師の和綴本

この機会に和綴本を地券紙を使用してアップグレード致しました。
試しに今回O先生に作っていただき今までのものと比較してみました。
想像通り皺ひとつなく高級感溢れてしなやかな和綴本の仕上がりです。
左側が一般的な和綴本の作り方で表紙には芯材など入れないのでのりしろの跡が少し見えてソフトな感じに仕上がりますが,シワシワした感じ。
右が今回地券紙の1番薄手を芯にして表紙を仕上げたO先生の作品。このぴしっとした仕上がりには私も満足しました。

表紙比較
カテゴリー:terzo corso講習作品集