アトリエカルトナージュレッスン4月
本日は今月はじめてのアトリエレッスン。楕円の箱大小を完成していただきました。お越しになる生徒さんもコロナ蔓延の今、こちらにお気遣いいただきご遠慮がち。しかし、都内に行くのではなく郊外にお越しになる当方アトリエにて、電車はとても空いていて接触も少なく降車時には車両に2〜3人しかいなかったと伺いホッとしています。
材料は細幅1mm厚紙、地券紙0.3mm厚、楕円厚紙8.5×11.5と9×12cmサイズ、小さいほうは極小サイズで5.4×7cm。極小サイズは同じサイズの楕円を二枚使用して内側に立ち上がりの厚紙があるデザインです。
今日は生徒さんが午前中でお帰りになったので、私も別の作り方を試すために極小サイズの箱をマーブル紙と布クロスブルーキアーロを使用して作ってみました。
見た目は分からない高さ部分の厚紙の扱いを新しい方法でチャレンジしてみました。楕円や円はどうしても厚み部分の厚紙のつなぎ目が気になります。
現在はイングリッシュスタイルの楕円の作り方でつなぎ目解消をお教えしていますが、思うとこあり自分で編み出した新しい方法を試してみたところ、大成功でした。このやり方だとつなぎ目は全く見えなくなるので今度は少し大きいものでチャレンジしてみようかと思います。
そして、ショップで販売しているボーン製ヘラの使い方も。箱作りには欠かせないのがこのボーン製ヘラ、製本教室ではメインに使用している道具のひとつですが、カルトナージュでは下の画像のように箱の側面から底にかけてなでるようにして使用すると箱作りには大変役立ちます。
丸みをお帯びた反対側のヘラは底を貼った時などコーナーから底面を撫でて空気を抜いて平らにするのに使います。
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