12月のアトリエカルトナージュレッスン

冬至も近づきいよいよ暮れも押し迫ってきています。
アトリエレッスンも明日の日曜日で本年度は終了。

本日はスキルアップの講師レッスンと中級のセコンドコルソのレッスンを行いました。

課題のパスポートケースではポケット作りの紙の目を習得していただく事、カルトナージュではツマミと呼ばれる取っ手を使用して革どめする際の穴の大きさプラス切り込みの測定方法など、目に見えない金具使用時の細かい注意点を勉強して頂きました。

パスポートケース

こげ茶がお好きなカラーとのことですが、パープルの小花柄のプリント紙とのコーディネートが素敵でした。今のこの感染状況では到底パスポートを使用する機会もなく残念ですが、早く使える日が来ることを願うばかりです。

パスポートケース 見開き

そして午後からはスナップトレーを完成して頂き、1日で二作品作っていただいてこちらも元気が湧いてきます。ミントグリーンスエード調クロスとペッカリーのこげ茶の革とのコーディネート。

Snap tray

スナップを革に装着して完成です。やはり金具付けには細やかな製図が必要なので、型紙を作ってスナップ位置がずれないように丁寧な印付をしていただきました。

Snap tray reversed

スキルアップでお越しのI講師は、人気のお道具箱スカートラディリーノを作られました。
仕上げの箱留めはイタリー製タンニン鞣の革でスナップ大サイズを装着。革止め部分には四つ葉クローバー型の本革を飾りに付けてすっきり可愛く。
麻青のクロスに表面加工されている艶感のあるプリント紙シルクスクリーンを合わせています。

Scatola di lino

スナップ仕上げは簡単そうに見えますが、調整は結構難しく、うっかりすると緩んで箱と蓋との間に隙間ができてしまいます。

Sacatola di lino opened

若草色の四つ葉クローバー革小カシメを中央に打ち、少しきつめにカシメ打ちすると、葉の部分が立体的に立ち上がりさりげなく可愛いく仕上がります。

Snap parts