アトリエカルトナージュレッスン 霜月
最近ようやく生徒さんの受講が徐々に戻りはじめ、アトリエもにわかに活気づいてきました。おうち時間でのんびりムード満載の習慣からやっと脱して来ましたが、取引先の問屋さんでも従業員のステイホームが解除されて全員が出社しており、コロナに注意しながらも世の中少しずつ平常に戻っているようです。
昨日はアトリエレッスン、先日お越し頂けなかった仙台のK.M.さんに来ていただけて安堵です。
k.M.さんの作品はリバーシブルスナップトレー。片側はスエード調クロスを使用して、スナップをつける側は革を使用します。
リバーシブルになるのでお好きな面を使用できます。
毎月二回欠かさずお越しのK.M.さんは既に中級半ばに達しています。今回は自分でジャバラファイルを作り上げる面倒な作業から始め、仕上げのプリント紙を和紙にしてとても豪華なジャバラミニファイルができました。大きさは通帳がゆったり入るぐらいの大きさです。
和紙の柄合わせもさることながら、ジャバラのポケットひとつひとつに極小玉かしめを打つ作業も大変でした。リボンどめにする平紐を通して完成です。
そしてその後、簡単そうに見えてなかなか厄介な丸背のアルバム作り。表紙をつけるだけなのですが丸味のある背を綺麗に完成させる一苦労はやってみないと理解しにくいものです。
出来上がりの見た目は何の変哲もないのが、作り手には歯がゆい思いかも。
カテゴリー:secondo corso講習作品集