シルク布地で作る裁縫キット入れ

プリント紙で作るカルトナージュのおおよそが理解できたら、早速トライして頂きたいのが、地券紙をベースにするいわゆる布袋物タイプの仕上。

今でこそ縫わないカルトナージュのバッグなど、流行っていますが、もともと日本では明治時代から縫わない小物ケースなどは女子の教書に記載されていて、文献と言うか昔の女子教育のテキストとして残っています。

と言うわけで、日本の文化として伝わっている布袋物=縫わない小物入れのプロトタイプを作って見ました。この手法を使えば、ご自分で立派な祝儀袋や不祝儀袋を入れる帛紗ケースがつくれます。

fukuromono

材料はシルクの帯地。京都の寺町のアンティックショップで見つけたリバーシブルのシルクの帯地をほどいて、洗い張りして作ってみました。外側、内側ともシルクの帯地です。マグネットで蓋を止めます。
昔は布地は大切に扱ったので、この手法ではべっとりとボンドを布地全面につけるようなことはモチロンしません。布袋物を習ったことがあれば、ご存知かと思います。
そして使用するボンドは当店で販売している布紙用ボンド。

ふっくらとした仕上げが、当店のカルトナージュ同様にやさしい仕上がりです。

interno

この中に針や小さいハサミ、糸巻きなどを入れて女子力発揮の携帯用に。
針入れや糸巻きなどをどのように可愛くしようかこれから準備しようと思っています。
撮影がなかなか大変でしたが下はポケットの中。外側、内側それぞれ作り上げて最後に合わせて作ります。

材料 地券紙 ウレタンボール マグネットシルバー 布紙用ボンド
道具 ボンド用へら 突っ切り 4,5mm幅

tasca
カテゴリー:terzo corso講習作品集