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フィレンツェでの現代音楽の学会コンサート

今回臨時休業中に買い付けも兼ねてソルボンヌ大学名誉教授主催の現代音楽の学会コンサートに。

フランス在住時ヌイーの自宅近くで仲良くしていた友人のご主人が現代音楽の世界的な第一人者で、6月に学会を開き演奏会があると昨年からご連絡を頂戴。まずは学会とやらもご縁がなく興味津々で伺って来ました。

まず驚いたのはパリ大学ソルボンヌが所有するというフィレンツェの広大なヴィラ。日本で東大とかこんな海外施設の所有があるのか思わず比較してしまいました。
学会参加者はもちろん無料でこのヴィラに宿泊して毎日お勉強。今回の演奏会はイタリアで行うため、イタリアの現代音楽研究者が演奏を行ったのだそうです。日本人の研究者も数人みうけました。


villa finaly

広大な敷地なのですが、最近になってお庭の2/3を売却してしまったとか。でもお庭全体が見えその広大さに圧倒されます。

girdino

近隣には多くのヴィラがあり、少し手前で門が開いて中に車が入るとこを何軒か見たのですが、ずっと先まで長い林の道しか見えないお家ばかり。映画のようでちょっと憧れてしまいます。


ヴィラの外観で、とても地味なのですが、中に入ると至る所フレスコ画で、美術館のようです。

facade

演奏会場だったお部屋の壁にはレースのカーテンが….,と思いきやだまし絵でした。

pittore finto

学会の演奏会なので、研究者のみが聴衆。どのお顔もIQがとても高そうな方々ばかりで、当方はちょっと異質でお恥ずかしい。コンピューターミュージックなので、どちらかといえば宇宙観を表すような大変想像力を必要とする難解 壮大な感覚の音楽でした。


musica comtempolanea

友人が宿泊していたこのヴィラで一番大きいスイートルームを案内してもらいました。

入室してすぐのリビングルームは大き過ぎて画面に入り切らないほど。
living

ベッドルームも大き過ぎて画面に入らない。どちらの部屋の天井もフレスコ画や装飾で美しかったのが印象的でした。

finally2

大きな装飾的な鏡


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