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封筒テンプレートでSDGs

当店オリジナルの変わらない人気の商品の一つに封筒テンプレートがありますが、カルトナージュ未経験者でもすぐに使えるので,工作が苦手で何もしなくなってしまった友人達にも勧めています。

封筒テンプレート

ものを無駄にしないとか再生するといったSDGsの指針にピッタリあった世の中の流れの商品になってきています。

そういう私もコツコツと使い終わったカレンダーや使いかけのプリント紙で封筒を作っていました。どこにも売っていな素敵な封筒が完成します。

昨年購入して使用していた伊藤若冲の美しいカレンダーは月が終わるごとに一枚と、作っては来店してくださったお客様に差し上げたり、お友達に一筆箋にしたためこの封筒に入れてギフトの中に何気なく入れてみたり、と。

作るのが面倒な方用にはショップで販売するイタリー製のプリント紙で型抜きした販売用の封筒セットもあります。こちらも日本では見かけない柄でいて、イタリーでは超クラシックな柄です。

封筒

テンプレートキットの中のA4サイズの用紙を三つ折りにして入れられる封筒用も、和菓子の綺麗な包装紙でつくったりすることができます。


このA4サイズのテンプレートを作った時は、まだ日本にA4幅の封筒が普及していなかったという事実がありました。
今ではもう当たり前のようにプリンターでA4サイズにプリントアウトしてお手紙がDMで届いたりしますがここ十数年で当たり前になったというまだ新しい事なんですよ。

従来の日本規定の茶封筒にはなかったサイズでした。
ヨーロッパと二重生活をしていた頃は,わざわざ向こうで普通に販売しているA4幅の封筒を購入して日本で使っったりしていました。

紙のサイズでよくA4とかA5などと聞きますが、もともと日本にはなかったサイズなんですね。
世界時にはAサイズが標準ですが,日本では昔から幕府の公用書として美濃和紙が使用されていました。そのサイズ基準がBサイズなんです。B 4とかB5などは皆さまよくご存知かと思います。
今販売している和紙の大きさがBサイズというわけではなくて、和紙屋さんに行って「本美濃和紙」と言わないとそのBサイズの原本の大きさは出てきません。鳩居堂に行って調達したところ、お店の方はわかっていて出してくれました。

封筒から話は脱線しましたが、紙のサイズの歴史ってちょっと面白いですね。