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ちょい置きマスクケース

なぜかマスクケースのオーダーが多いこの頃。
市場では大氾濫の様子ですが、それぞれに個性的なものをお探しのご様子。
とりわけ高級感のある物をご希望の様子で、安く購入されたものではご満足なさっていないということでしょうか?

お任せオーダーが多いので、自分のできうる範囲でちょっと高級感のある消毒拭き取り可能な素材で考案してみました。お食事の際にマスクを外してちょっと置くだけのシンプルでかさばらないものというお題に沿って出来上がりました。

最初はピンクのものを作りましたが、ちょっと大きすぎで持ち歩きに不便。さらにボタンがはずしにくく、ここも改善点。そこで出来上がったのが白のケース。はずしやすいスナップにする為、タンニンなめし革にスナップをつけて開閉するようにしました。

チョイ置きマスクケース

小さめの仕上がりで折りたたんだマスクが男性用の大きい物でもすっぽり入り、片側だけの開閉にすればその場に飛散している菌も入りにくい、と。

チョイ置きマスクケース

全開するとこのような感じ。仕上げは樹脂加工なのでアルコール消毒OKです。材質は薄手のバッグ用芯材に和紙を両面貼り合わせたもの。和紙の貼り合わせに技術が要ります。
樹脂加工はたっぷりと塗った樹脂を各面3回以上ずつ、乾燥するまで時間がかかるので、片面だけで半日。乾いてから次の作業に入るので樹脂の乾燥時間を気長に待っていないと完成しませんが、出来上がるとこの素材は軽く10年以上持ちます。少し剥げたらその上からまた樹脂加工を施すと永遠に使えるので、作り手泣かせ。この樹脂の塗り方にもテクニックが必要です。

使用材料 スナップ小サイズ 和紙 イタリー製タンニンなめし革
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