HOME > 材料の扱い方 > 製本ベースの作り方 ツメ付き小物入れ
<< オーダーのハサミサック | main |

製本ベースの作り方 ツメ付き小物入れ

製本作りをベースにしているカルタフィオッコのレッスンだから作れる骨ヅメを使用したボックス。

小さいサイズの作りかけがいくつか完成されずにあったので、ボチボチ仕上げています。

大切な物を、自分の好きな大きさに作って入れておくには重宝する箱です。

オーダー品では、お子さんの成人式用に撮った写真集のブックケース代わりの保管用、香道で使用する総包みの保管用など、巷に溢れる四角い形のものの収納にはヨーロッパの文化にはない高級感も備えてピッタリです。
何か大切なものが入っている感大なので、先々子供に伝えて残しておきたいものなど入れておくのに最適です。

ツメ付きボックス

作る際に必要な材料は、
まず骨ツメ
爪をセットするのに必要な平紐。大サイズのツメには太幅平紐。小サイズのツメには細幅平紐。
(写真はツメ小サイズなので平紐細幅使用)
制作に便利な道具 ◎突っ切り(紐の幅に合わせて、3mm 4,5mm幅)
ウレタンボール  蓋部分にふっくら感を出す。

箱の高さ大きさを変えて、自由に作れるので応用範囲も広がります。

ツメ付きボックス

突っ切りという道具は革製品作りの職人が使いますが、普段は金具を装着する時に、金具の足の幅に合わせて切り込みを入れる際に使う道具です。
そのため金具の幅に合わせたサイズが揃っています。
当店ではカルトナージュで使用するリボンや平紐、マグネットはじめ足のある金具用に使用するサイズを揃えてあります。

今この道具を作る職人さんはたった1人。その方がいなくなると作る人がもういないので、貴重な道具です。
コロナ前から問屋さんに言われているのですが、まだご存命とは言えハラハラしています。