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漆仕上げのような和紙の小箱

本日は聖徳大学でのワンデー講座を行いました。
和紙で作る小箱に樹脂加工をして、漆加工をしたような仕上がりの小箱を作りました。

カルタフィオッコのギフトコレクションでも出来上がりを販売しています。

講習ではお一人二個づつ色々なタイプの箱が出来上がりましたが相変わらず時間に追われシャッターチャンスがなく、サンプル用に私が作成したものをご覧下さい。
和紙と言っても、表面が顔料仕上げになっている江戸時代から作られている特殊な和紙で、その柄も今では余り見かけない古典的な柄が多く個人的には好みです。

scatola piccola

ヨーロッパでは和紙がはやっていますが、日本人はヨーロッパ志向が強すぎて、こんなに素敵な和紙が自国にあることを忘れているようです。

長い間ヨーロッパに住んでいた私は、日本人であるのに、日本の文化に造詣がないことにいやというほど気づかされる機会がありました。

和紙の扱いは難しそうでいて、融通のきく面もあり、色々な加工が出来るのが持ち味です。一度使ってみるとそれがよくわかります。

個人的な私の趣味にお香がありますが、これも、フランスに住んでいたとき調香師の勉強をしたいと思っていたところ、ふと日本の香は何?、自分が知らないことに気づかされました。
その後日本に戻った際、香道という、室町時代から続く日本の三大芸道(茶道・華道・香道)があることを知りました。

紙・香以外にも日本独特のものをどれだけ皆様ご存知でしょうか?

国際社会に出たとき、自信を持って自国の文化を外国の方にお教えしたいですね。