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香りを楽しむ芸道のレクチャー 御家流香道

昨日は文化の日ということもあり、表参道のウイメンズプラザで御家流香道の23世御宗家による香道に関するレクチャーがありました。
そのお手伝いで社中の有志数人が集まりました。
華道も茶道も香道も、室町時代の足利義政により日本の三大芸道として体系づけられ現在まで延々と受け継がれて来ています。

中でも香道は一般には馴染みがないのですが、公家や武士の間では芸道としての嗜みとして流行し、藩の奥方も殿様始め親しまれて来たものです。江戸時代には商人の間でも遊郭の中でも大流行したのですが、明治に入り生活は一変し香道具なども売り払われ、海外に多く流出してしまいました。
今では人知れずイタリアのローマやベネチアにある美術館に数多く保管されているのは驚きです。

香りのレクチャー

今回は香道の楽しみ方の方法を何種類かご紹介され、香木の成り立ち、そしてお香の聞き方などの作法と多岐に渡る興味深い内容でした。

レクチャー終盤で、参加者皆様に香木の香りに親しんでいただくため、真と行の香炉をいくつも作って伽羅の香りと白檀の香りを簡単なご指導のもと皆様に体験していただきました。
あくまでもバックヤードでのお手伝いでしたが、伽羅(キャラ)の優雅な香りをこちらも楽しめてちょいと幸せな気分になれました。

真と行の香炉

この現代のストレス多い生活からほんの一瞬ですが香りで華やいだ優雅な気持ちになれる事がたまらなく、あっという間に私も20年お習いしています。お茶のようにお道具がいくつも必要なく、ほとんどの皆様年を重ねられても続けられるのもこの香りの魅力です。