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トリノあれこれ

トリノはかつてフランスのサボイア家が支配していた歴史もあり、あちらこちらにフランス文化の香りが漂っています。

そのひとつにチョコレートを飲むという習慣。カフェに行ってビチェッリください、といえば下の写真のような生クリームが浮いているチョコレートが出てきます。混ぜて飲んではいけないそうで、混ぜると下のチョコレートがぬるくなってしまうのだとか。

biceri

そして聖骸布がこのトリノの町にはあるということ。キリスト教徒にとっては大変な宝物。キリストが処刑された後にくるまれたのではないかという布です。
この布はトリノで唯一のルネッサンス様式の教会の中に保管されています。保管場所の扉や壁面はその部分だけすべて漆黒の大理石でできているので、教会内に入るとすぐに目につきます。

聖骸布

街並みは昔のまま残され、ミラノのように第二次世界大戦で破壊された場所がない為、とても素敵です。小さな町なので中心街をゆっくり歩くと下の写真の様なかつての王宮など、歩ける範囲で至る所に美しい建物が目に入ります。

palazzo

ミラノに住んでいる時はあまりに近すぎて行き損ねました。それと、トリネーゼ(トリノ人)は何かと気位が高くて感じ悪ーい!なんていうミラネーゼが多く、あまり良い印象はありませんでした。

一旦イタリーを離れてしまうと、また新たな気持ちでイタリーの都市を見ることができるようです。