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オルビエト訪問、ピノッキオ発祥の地

フィレンツェ滞在時、最終日一日だけ、ウンブリア州に住んで、ミニホテルを営むパリ時代のアメリカ人の友人とオルビエトで会う約束をして零下の中凍りつきそうになりながら散策。

フィレンツェからローマ行きの鈍行列車treno regionaleに乗車して2時間オルビエトの駅に到着。

orvieto

駅を降りると目の前にフニックラ(登山電車)の乗車場があります。正面中央に見える一番高いところがオルビエトの街があるところです。
funikura

チケットを買って乗車。彼女と一緒にやって来たミラネーゼ建築家のイタリー人が、車でしかオルビエトの街に行ったことないと、つぶやいたのですが、私も家族とイタリー滞在時、車でしか来たことがなかったので登山電車があることにいささかビックリ。
montare

道なりに歩いて行くと、小さな街なので自然にDUOMO(ドゥオモ)のある広場に到着します。途中あまりの寒さに郵便局で暖を取り、お昼ご飯を食べるレストランのアドバイスをもらったり、こちらで勝手に観光案内所扱いしていました。

duomo

友人も建築家なので2人の建築家の解説付きで建物を見学。なかなか楽しく時間が経つのも早い。
ドゥオモの正面の飾り、色鮮やかなガラスで出来た細かいアラベスク風の装飾はパーツが非常に小さく色も褪せていないのでとても美しい。

ornamento

教会の中にあるフレスコ画、あまり修復されていないけれど、綺麗。プリントペーパーの柄に通じるようなモチーフがたくさんあり、ついシャッターを押してしまいます。

ornamento


天国と地獄など、フィレンツェ出身の作家、ダンテの神曲に倣って描かれたフレスコ画のある祈祷室ですが祭壇は、金銀豪華な額で飾られ、かなりの迫力。
cornice

同じ部屋には歴史書でよく見るダンテの肖像画のフレスコ画。ここにあったんですね、本物は。
dante

オルビエト旅紀行はまた明日、お楽しみに。